磯⼭さやか、18年ぶりの主演映画オファーに「バラエティ番組のドッキリかと」
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映画『愛のこむらがえり』の公開記念舞台挨拶が24日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて実施され、W主演の磯山さやかと吉橋航也、髙橋正弥監督が登壇した。
同作は、お互いの夢と才能に⼈⽣をフルベットした男⼥の悲喜こもごもを描いたストーリー。地⽅公務員の⾹織(磯⼭)は、浩平(吉橋)の⾃主映画に感動して上京したものの、いつしか同棲⽣活も8年⽬。背⽔の陣で浩平が書き上げたシナリオに惚れ込み、映画化を叶えるべく「推し」まくるが......。
磯山、吉橋、髙橋監督は、同作上映後の劇場に、観客からの拍手を受けながら登場。約18年ぶりに映画主演を務めた磯山は、「最初はバラエティ番組のドッキリかと思うくらいびっくりしちゃって、『嫌だ、やりたくない』というよりも、『なんで私なのか』とか、そういう疑問がずっとありました」とオファー時の心境を口にした。
磯山とのW主演で、同作が映画初主演の吉橋は「アップダウンが激しすぎて、『やべぇ、もうすぐ撮影に入っちゃうよ』という日もあれば、『よし、全然行ける』みたいな日もあって、その繰り返しが、一日の中でも数時間おきにくる」と複雑な感情の動きを吐露。続けて「10何年か前に東京乾電池に入った時に、柄本(明)さんの奥さんの角替(和枝)さんから言われた言葉を思い出しました。『吉橋、お前が映画に主演するようなことがあったら、大事なことは何かわかるか』って言われまして『わかりません』って言ったら、『頑張らないことだよ』って言われたんです」と打ち明けた。
角替さんのアドバイス通り、頑張らないように意識していたという吉橋は「クランクイン当日の朝に、柄本さんから『頑張れ』ってメールが一通届きまして、どっちだよっていう(笑)」と笑いを誘いつつ、「でもそれで緊張がほぐれて、撮影期間中は本当に楽しく過ごせました」と振り返った。
香織の地元で、磯山自身の出身地でもある茨城県・鉾田市のシーンでは、磯山の愛犬も出演していることが明かされると、磯山は「お母さん役が浅田美代子さんなんですけど、浅田さんの愛犬たちと共に、実家のワンちゃん役として、いたんですよね」と目尻を下げた。最後に磯山が「本作を観て、『頑張ることって悪くないんだな』とか、『人を応援するってこんなに温かいことなんだな』と感じていただけたら、すごく嬉しいです。」と伝え、イベントを締めくくった。
《KT》
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