広瀬すずのプロ根性に監督が驚き「どのシーンでも『了解っす!』と言ってやってくれる」......映画『水は海に向かって流れる』舞台挨拶
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26歳のOL・榊さん(広瀬)と高校1年生の直(大西利空)達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの賑やかな日常を描いた同作。舞台挨拶がスタートすると、作品に関する様々な舞台裏が語られた。
作中に登場する海辺の撮影は真冬の1月にロケが行われたそう。榊さんと直達が海に入ってはしゃいでいるシーンがあるが、広瀬は「絶対寒い!と思ったけれど、監督から『ラーメン一杯おごってあげる』と言われたので『じゃ入ります!』となりました」と暴露。これに前田監督は「広瀬さんはそういう時の反応が早い。男前なところがあって、どのシーンでも『了解っす!』と言ってやってくれる」と広瀬のプロ根性を明かしていた。
また、現在25歳の広瀬は、前田監督から劇中で見せるセーラー服姿について「高校生役もまだいけますね」と言われると「もちろんです!何を言うんですか?!」と即答。これに前田監督は「やる気満々ですね!」と感心していた。
さらに、広瀬が直達の父(北村有起哉)にお盆を投げる場面について、広瀬は「あれは奇跡が起きたシーン。投げ方を色々と工夫しながらお盆を投げたら、本番だけキリンの置物に当たってカメラのアングル的に北村さんの顔面に当たっているように見えました」と紹介。前田監督は「お盆の場面は3テイクくらい撮りました。というのも広瀬さんのお盆を投げるスピードが速すぎて、いつ投げたの?と思いました」と驚いた。
最後に主演の広瀬は「私はいまだにお風呂に入りながら本作を観たりしています。それくらい好きな作品で、人間らしく感情のままに役として過ごせた時間でした。一人でも多くの方に榊さんの気持ちを知ってもらいたいです。皆さんにも寄り添ってくれる作品なので多くの方々に届くことを願っています」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。
《KT》
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