石版印刷機も届き、植物学雑誌の刊行へと急ぐ万太郎(神木隆之介)。寿恵子も必死に手伝っていたが、突然めまいに襲われ、立ちすくんでしまう。「万太郎さんの方が大変なのに、何で気持ち悪いんだろう?」と自分を責める。
苦難を乗り越え、ついに雑誌が完成。さらに雑誌と並行して作っていた図譜も出来上がった。それをお祝いするため、長屋では、ちらし寿司を作ることに。だが、炊けたお米のにおいに、思わずもどしそうになる寿恵子。えい(成海璃子)は「お寿恵ちゃん、もしかしてさ…」と予感する。
この後、寿恵子は万太郎に「万太郎さん、お話があります。どうでもよくないほうの話です」と切り出し、手を握る。万太郎の表情が笑顔に変わる。