STAYCは、スミン、シウン、アイサ、セウン、ユン、ジェイから成る6人組ガールズグループ。グループ名のSTAYCは「Star To A Young Culture」の略で、「若い文化をリードするスターになる」という意味が込められており、「TEENFRESH」をコンセプトに活動している。韓国では2020年11月にデビューし、2021年に「STEREOTYPE」で音楽番組で初の1位を獲得以降、1位常連グループに。日本では2022年11月に「POPPY」でデビューし、これまで2枚のシングルをリリースしている。単独公演は、シングルのリリースに合わせてShowcaseを2度行ったが、ファンミーティングは初の開催だ。
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ファンミーティングのタイトルとなった『SWITH Gelato Factory』は、SWITH(STAYCファンの呼称)のためのジェラートショップという意味で、STAYCメンバーはそこで働く社員というコンセプト。横浜公演では、会場のロビーにジェラートショップが実際にオープンし、スミン=ベリーベリーストロベリー、シウン=パッションフルーツシャーベット、アイサ=ブルーベリーチーズケーキ、セウン=ピーチクラッシュ、ユン=アップルミント、ジェイ=コットンキャンディと、メンバーをイメージしたジェラートが販売された。
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この日歌った10曲の中には、持ち歌ではないスペシャルなステージも用意された。「かわいいSTAYCではなく、カッコいいSTAYCをお見せしたかった」とスミンが選曲の理由を説明。その曲とは、ボーイズグループEXOの「Love Shot」。パンツスーツで力強く、そしてセクシーにパフォーマンスをするSTAYCというのは初めて見る姿。大阪公演ではあいみょんの「愛を伝えたいだとか」、横浜夜公演では少女時代の「Way To Go」をカヴァーしたが、ジェイ曰く「ほかにもKARA先輩やTWICE先輩も候補に挙がっていた」のだそう。ユンは「YOASOBIさんも歌いたかった」と言って、全員で「アイドル」を踊りファンを喜ばせる一幕もあったが、多彩な一面を見せてくれた。また今回は、日韓のタイトル曲だけでなく、「I LIKE IT」、「YOUNG LUV」、「I'll BE THERE」などのアルバム収録曲を日本で初パフォーマンス。「YOUNG LUV」は、マイクスタンドを前に振付なしで歌う曲だが、“全員メインボーカル”と言われている彼女たちの歌唱力の高さを再認識させられた。
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ラストの「STEREOTYPE Japanese ver.」ではサイン入りカラーボールを客席に投げ込んだ。歌い終わると全員で手をつないで上手、下手、センターに出向き深く頭を下げ、ユンが「しーーーーー」と客席に静粛を促すると、オフマイクで「今日、本当に……」と言ったタイミングで全員で声を揃えて「ありがとうございました!」と感謝を伝えてステージを降りて行った。
8月16日(水)には韓国で「Teddy Bear」以来のカムバックをすることも発表された。詳細は後日発表される。