【土用の丑の日 特別企画】「吉野家」「すき家」「松屋」の『うな丼』食べ比べレポ! | RBB TODAY

【土用の丑の日 特別企画】「吉野家」「すき家」「松屋」の『うな丼』食べ比べレポ!

ライフ グルメ
鰻丼比べ@撮影:渡邉
鰻丼比べ@撮影:渡邉 全 22 枚
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 7月。どこもかしこも「土用の丑の日」目がけて“うなぎ祭り”真っ只中だ。さて今年はどこのうなぎを食べようか。物価高の今年は牛丼チェーンの鰻重を嗜んでみるのはいかがだろうか。実食したのは、すき家と吉野家と松屋の3店舗だ。

鰻丼3つ


選出した鰻丼は以下3つである。
・すき家「特うな丼」(1,470円)
・吉野家「鰻重」(1,185円)
・松屋「松屋のうな丼トリプル」(2,180円)
土用の丑の日特別企画として、A、B、Cのグルメ好きスタッフ、3名の本音トークで忖度なしの実食をお届けしていこう。

※価格帯が違うため、横並びに比較できないことはあらかじめご了承頂きたい。

■目次
・ふっくら蒸し焼き すき家「特うな丼」
・専門店並みの炭火感 吉野家「鰻重」
・万人に好まれるバランス感 松屋「松屋のうな丼トリプル」
・その他チェーンの注目の「うな丼」



ふっくら蒸し焼き すき家「特うな丼」


特うな丼


【Aの評価】
口に入れた瞬間、ふわっととろける柔らかい身が最高の美味しさ。タレは甘めで、ご飯とも相性がいい。“焦がし”の香ばしさは控えめで、皮まで柔らかく食べやすい。そして「すき家」の持ち帰りは四角い容器に入って提供されるので、より“鰻重”を食べている雰囲気が楽しめるところも魅力だ。子どもから大人まで家族でリーズナブルに堪能できる「うな丼」なら「すき家」で決まり!

【Bの評価】
公式曰く、「“タレをつけて焼く”工程をじっくり三度繰り返すことで、香ばしく、ふっくらとした蒲焼に仕上げました」といううなぎは、確かにふっくらと厚みがある。一口目では、タレの甘さに物足りなさを感じたが、それによって何口食べても飽きのこないようになっているのは良かった。山椒は、香りは良いがそこまでピリリとはしない。ただ、刺激を求めるタイプには少し物足りないかもしれない。

【Cの評価】
甘さの強い味付けで、特に子供が喜びそう。関東風の蒸し焼きを連想でき、ふっくらした食感と風味を楽しめる。ただ、途中からふんわりから食感が変わり少し気になったため、温かいうちに食べるのが良いのだろう。鰻重を食べてる感を感じられる容器はポイントが高かった。また、ご飯のタレの染み込み具合もNo1。鰻丼と言ったらやっぱりご飯に染み込んだタレは重要だろう。これだけで食欲をそそる。


特うな丼


特うな丼




専門店並みの炭火感 吉野家「鰻重」


鰻重


【Aの評価】
吉野家の「鰻重」は毎年大判だが、今年はさらに鰻が大きくなって登場したそう!醤油と砂糖をベースに、鰻の頭を煮詰めて抽出した旨味エキスを加えて作った“濃厚ダレ”にくぐらせて4度焼きにした鰻は、超肉厚で脂がのっているので、食べ応えが抜群だ。香ばしさもしっかりとあり、鰻の弾力や皮の食感も若干感じられるので、やや大人向けな味わい。ガッツリ派におすすめしたいNo1は吉野家だろう!

【Bの評価】
うなぎが厚みたっぷりで、驚愕のふわふわ食感!老舗うなぎ屋も含め、これまでに食べたすべてうなぎの食感に勝るほどの食べ心地だった。タレは奥深い甘じょっぱさで、うなぎ、ごはん、ほどよい香りと刺激のある山椒とも相性抜群。一見、全体的に少量だと感じたが、舌鼓を打つのには適量だ。チェーン店のテイクアウトうなぎ飯に対する独断と偏見を覆した記念すべき一丼であった。

【Cの評価】
最初は鰻のサイズも小さく感じ、容器も味気無い。さらには、ご飯のタレのしみ込み度は一番足りない気がしたが、すべてを覆すレベルの高さだった。炭火感も専門店並みだ。さらには、米粒がおいしく、炊き方に工夫あり?と感じた。最後まで食べ終えたときの飽きなさは、きっと計算しつくされた調整の賜物だろう。正直、期待薄で臨んだテイクアウトだったが、スモーキーな香ばしい香りがまとった鰻と、甘くて深みのあるタレが忘れられない。3社の中では吉野家が圧勝で、リピートもしたい鰻丼だった。

鰻重


鰻重




万人に好まれるバランス感 松屋「松屋のうな丼トリプル」


松屋のうな丼トリプル


【Aの評価】
今年で5年目の発売となる松屋の「うな丼」は、タレを付けては焼いてを4度繰り返した「4度漬け」&「4度焼き」の特別製法で、旨味をとじ込めているそう。とても香ばしく、外はパリッ、中はふわっとした食感。専門店並みの「蒸し」で余分な脂を落としていて、特製ダレの甘味も控えめなので、3社の中では最もあっさりとした味わいが楽しめた。また、大盛りご飯が鰻で見えなくなっているほどのボリュームで満足感大!

【Bの評価】
うなぎ3枚とボリューム満点、すでにタレがかかっているのに別添えタレも付いてくる、さらにはお新香も付いてくる、と至れり尽くせりのサービス満点!しかし、喜んだのも束の間。正直、肝心の味がいまいちピンとこず…。口に入れると魚臭が広がり、煮魚や焼き魚を食べている感覚に陥る。GABANの山椒で誤魔化すも、後味に苦味が残り、お新香付きで口直しをして完食…。

【Cの評価】
他2社と比べると薄味だが、これは最後まで箸が進む秘訣かもしれない。肉厚で身がぎっしりした鰻が3枚のボリューム感は男性でも満足いく量だ。全体的に一番バランスが取れた鰻丼は松屋だろう。さらに鰻のふわふわ感も松屋が一番。口に入れるととろける食感は万人ウケはしそうだ。ボリュームを求めてであれば松屋は強い。漬物まで付いてきてコスパも高い。

松屋のうな丼トリプル


松屋のうな丼トリプル



三者三様、それぞれ感じ方は違えど、三社の鰻重は確かに全然違う味わいだった。ふっくら甘いすき屋か。炭火を感じる吉野家か。はたまた、平均的なバランスを求めるならば、松屋で注文をしてみると良いだろう。



その他チェーンの注目の「うな丼」


なか卯の牛すきうな重


 他にも、注目したいうな丼がある。
「なか卯」では、毎年恒例の「うな重(900円)」と新商品「牛すきうな重(1,090円)」を販売。新たに登場した、「牛すきうな重」は、関西のすき焼き風に味付けした牛肉を添えたうな重となる。また、単品で楽しめる「うな皿(800円)」もおかずのもう一品としておすすめだ。

ココスのうなぎ一匹極み丼


「ココス」では、「うなぎ、どどど丼フェア」を期間限定で開催しており、今年は定番の「うなぎ丼(1,199円)」だけでなく、「うなぎ2枚の特上丼(1,859円)」、うなぎを一匹分使用した豪華な「うなぎ一匹極み丼(2,409円)」も登場している。

やよい軒のうな重定食


最後に「やよい軒」では、「うな重定食(1,100円)」、うなぎが2倍の「特うな重定食(1,900円)」、うなぎと3種の和惣菜も楽しめる「うなぎ御膳(1,560円)」を展開中だ。無料だしサービスで、ひつまぶし風お茶漬けも食べることができる。


※筆者プロフィール
渡邉香織
全国各地、ジャンクフードから高級フレンチ、赤提灯にコンビニ飯までジャンル問わず、ひたすらリサーチと食べ歩きを繰り返してます。いえなかグルメ、手土産グルメにも自信あり。皆さんが本当に知りたい情報、心を込めてお伝えします!


《渡邉香織》

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