草刈正雄、初めて見るアメリカ人の父の写真に涙…『ファミリヒストリー』執念の調査
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草刈正雄が、14日放送の『ファミリーヒストリー』(NHK)で、初めて見る父親の顔写真に涙した。
アメリカ軍人である男性との間に「婚外子」として草刈を産んだ、今は亡きスエ子さん。だが、その母からは生前、「お父さんの写真は全部焼いた」と言われ、顔も知らなかったという。
草刈が知っていた父にまつわる情報は、父がロバート・トーラという名前であること、朝鮮戦争で戦死したこと、そして、その祖父が郵便局員であるという3点のみ。これらの情報だけで番組は昨年6月、アメリカでの取材を開始。だが「ロバート・トーラ」というスペルだけで調べると、8827件が該当した。
雲をつかむような調査の中で番組は、草刈が以前、ある雑誌で父が「ノースカロライナ州出身」と言っていたインタビュー記事を発見。また、「ロバート・トーラ」ではなく「トーラー」ではないかという別の推測のもと、朝鮮戦争に出征し、父が郵便局員である人はいないか再調査。該当している人物の遺族に手紙やメールを出し続けた。
すると昨年10月、 父ロバートさんの姉で、草刈の伯母にあたるジャニタ・カラハムさんという97歳の女性が見つかる。またその息子であるジェイ・カラハムさんと、草刈とのDNA検査をした結果、97%で“いとこ”であることが判明。
ジャニタさんは自宅の壁に飾られた、とある男性の写真を見ながら「私の弟、ロバート・ハンター・トーラー。日本で空軍に所属していました。正雄さんの父です」と紹介した。VTRあけ、草刈は涙し、「すみません、何も言葉がなくて…」と絶句。今田耕司から「お父さんの顔は、いま初めてご覧になったんですよね?」と聞かれると、「はい…似てますかね?」と笑った。
この後、父であるロバート・トーラーさんが辿った半生が紐解かれ、ジャニタさんからの手紙も紹介された。草刈は「なんという日でしょう。今日は幸せです。子どもの頃からもやもやしていたものが全部明らかになり、こんな幸せはないです」と感慨深げ。草刈は番組収録後の7月、急きょ渡米し、ジャニタさんと感動の初対面を果たしていた。
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