本作は、同名の韓国ドラマを世界初のミュージカル化。イタリアマフィアの右腕である弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田が、ヴィンチェンツォと共に戦う弁護士ホン・チャヨン役を富田が、2人と敵対する悪徳弁護士・ミョンヒ役を佐藤が演じる。
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兵庫公演を終え、本日東京公演がスタートする本作。主演の和田は、「3時間半という大作ですが、それぞれがそれぞれのシーンを責任感を持って次の人につなげるということをやっているので、やっている側としては長さは感じていなくて、楽しいですね」と笑顔。
富田は「今日、東京公演の初日を迎えるんですけれど、まだまだ千秋楽まで駆け抜けていく気持ちで、お客様に心の底から来て良かったなと思っていただけるようなお芝居ができるように、全員一丸となって頑張ります」と意気込みを語った。
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また「稽古場の雰囲気は?」と聞かれた富田は、「佐藤仁美さんが毎日何かを備えてくれて。パンとかコーヒーを私が知らない間に置いてくださっていたり、私が机をめちゃくちゃ汚くしちゃって、台本とかをバラバラに置いているのを整えてくれていたり…」とエピソードを披露。これに佐藤が「いつも(富田が)『お腹減った』って言うから、ゆで卵を(あげたり)…」と舞台裏の様子を明かすと、共演者らからは「お母さん?!」の声が飛び、笑いが起こる一幕も。
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本作でミュージカル出演の夢を叶え、「自分の殻を破る転機にしたい」と意気込んでいた富田。現在の心境を尋ねられると「殻を破り途中です。ゆで卵で言うと、(殻が)パリパリ言っているところです。稽古期間中に色んな方がアドバイスをくださって、頭がいっぱいになってしまう時もあったんですけれど、色んな方の言葉が刺激となって、今これが終わったら、本当にヒナが生まれるんじゃないかなという気持ちです」と自身の成長ぶりを報告。
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公演について「日向坂46のメンバーからの反応はあった?」との問いには、「メンバーのみんなも今ツアーが始まる前で、リハーサルとかで忙しい時期なんですけれど、『東京公演を見に行くからね』という言葉をいただきました」と笑顔で明かしていた。