■筆者プロフィール
渡邉香織
全国各地、ジャンクフードから高級フレンチ、赤提灯にコンビニ飯までジャンル問わず、ひたすらリサーチと食べ歩きを繰り返してます。いえなかグルメ、手土産グルメにも自信あり。皆さんが本当に知りたい情報、心を込めてお伝えします!
渡邉香織
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2023年も再登場!コストコの新作サムギョプサルを実食

筆者はかねてよりコストコで販売している「三元豚バラ」を購入しており、自宅でサムギョプサルもどきを楽しんでいたため、味付けサムギョプサルでの登場は嬉しい限りだ。そもそも近所のスーパーで厚切りの「三元豚バラ」は手に入りずらいため、コストコはとても重宝する。今回の商品は、豚バラ肉に既に味付け処理をしており、ただ焼くだけ。お好みで別添えの「サムジャン」で味変しながら食べることができる。サムジャンとは韓国風の赤みそで、今回の商品にはなんと300グラムも付いているので驚きだ。因みに肉は韓国ではなくカナダ産である。

大振りで厚切りの豚バラが12枚、くし切りの玉ねぎと一緒ににんにく塩タレに漬け込まれ、しっかり目にあらびき胡椒がふられている。その上には刻み葱がどっさり乗っており、焼く前から食欲をそそる見た目と香りがガツンと鼻に入る。フライパンで焼いても大丈夫だが、ホットプレートがある方は是非そちらを利用することで、より韓国感を味わえるはずだ。



両面をよく焼いたらハサミで一口大に切り、まずは何もつけずにそのまま肉を口に運んだ。塩だれがたっぷりと絡んで焼き目が付いたバラ肉は、柔らかくて味が中までしっかり染み込んでいる。丁度良いこってり感でしつこ過ぎず、あと引く風味だ。ただ、予想と反してにんにく感はほとんど感じられなかった。肉はやや弾力があり、程よくサクっとした噛み応えが丁度良く、嫌な嚙み切れなさは一切ない。

次に、付け合わせのサムジャンをオン。サムジャン自体辛すぎることはなく、深みをプラスしてくれるイメージだ。少し多めにつけても肉本来の味の邪魔をすることもなく、むしろ塩だれが効いた肉に良く馴染む。最初味変のつもりだったが、基本の食べ方として全部の肉に対してサムジャンを乗せて食べてしまった。

さらに、サンチェとレタスを投入してみた。正直、肉単体でも非常に食べ応えがあり、物足りなさもないのだが、「サムギョプサルにはサンチェ」と脳にインプットされているのだろか。やはりサンチェに巻いて食べる味が一番の完成形だった。肉の油っぽさをサンチェが持って行ってくれるため、罪悪感が薄れて箸が止まらなくなった。
他にも、韓国料理屋で出てくる付け合わせを用意してサンドしてみるのも良いだろう。長ネギ、にんにく、もちろんキムチもよくあうはずだ。どんな味変にも調和しやすく、旨味が増すだろう。
キッチンペーパー必須。油の多さに要注意!
最後に一つ注意したい点がある。油の量だ。店舗でサムギョプサルを食べる際、プレートが斜めになっていることが多くないだろうか?肉から出た油を流しているのだが、自宅で焼く場合は、キッチンペーパーを必ず用意し、こまめに油を吸いながら焼くようにしていただきたい。想像を上回る油量だった。
総じて、食べ応えある本格的な韓国焼肉を楽しめた。サムギョプサルを無性に食べたくなったら、たまには韓国料理屋ではなく、コストコに行くのもいいかもしれない。