大沢たかおが、22日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に登場。主演、プロデューサーを務めた映画『沈黙の艦隊』の制作秘話について語った。
彼が同作で演じた役は自衛隊に反旗を翻す、いわばテロリスト。内容についても「タブーというか、今まで誰も触れないで避けて来たテーマ」としながら、「前提として国や防衛省の協力がないとできない」と考え、「とりあえず菓子折りを持って挨拶しに行った」と語った。
挨拶当日、他のプロデューサーと防衛省の前で待ち合わせした大沢。「スーツ、ネクタイなんかしちゃって、菓子折り両手に持って。担当の人が『こっちです』と言って、どんどんセキュリティが厳しいところに入って行って」と回顧。「最後、防衛相のお偉いさんのみなさんが全員並んでいて、それは緊張しましたね」と振り返った。
交渉のテーブルでは「『実はこんな企画があって、この国の未来のために…』とか適当なこと言って」と説得したそう。だが「思いのほか面白いと言ってくれた。30年前の漫画だったので、みなさん認識はしていた」と、同名の人気漫画のネームバリューに助けられたと話していた。