ベッキーが、10月1日放送の『ワイドナショー』（フジテレビ系）で、私人逮捕の動画に言及した。
YouTuberなどが「私人逮捕」などと称して、他人の行為を犯罪と決めつけ、取り押さえる様子を撮影した動画が次々とネット上で拡散され、物議を醸している。
動画の中には、アイドルライブのチケットを高額で転売したとされる女性を複数人の男性が取り囲み、「犯罪行為ですよ。現行犯逮捕できますよ」などと詰め寄る様子がアップされている。
ベッキーは「何個か動画を見ましたけど、すごくイヤな気持ちになった」と吐露し「動画を回している時点で正義100％ではない」と主張。「人が人を裁きすぎているなと思って怖い」と不快感をあらわに。また石原良純は「痴漢や覗きをしていたら周りの人がとがめるのは正義感」としながら、「それを撮ってSNSにあげることはしない。ましてや転売の現場を抑えることは、おとり捜査」と断罪した。コットン西村真二は、「投稿者がSNSでその前に『今日も私人逮捕しにいくぞ』とつぶやくんですよ。これがナンセンスすぎる」と持論。
犬塚浩弁護士は、刑事訴訟法の第213条を取り上げ、「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる」と説明。だが「専門家から言わせて言わせていただくと、一般の方が制度を深く理解しないまま使っているので、ちょっと危険」と話していた。
