梅丸を裏切ってしまったという罪悪感にさいなまれるスズ子(趣里)。羽鳥(草彅剛)に「歌う資格がない。こんな人間の歌、ワテ自身が聴きたない」と詫びる。だが羽鳥からは「僕が聴きたいんだよ」と説得される。さらにスズ子は、自分のために羽鳥が書いた新曲を見て心惹かれる。
日宝側との話し合いの場が改めて設けられた。スズ子は移籍の話を断り、「やっぱり羽鳥先生の歌を歌いたいんです」と訴え、立ち去る。追いかけて来る松永(新納慎也)は「まさかとは思うけど、僕が君の気持ちに応えられなかったからってことはないよね?」と確認。スズ子は「それはない」と答え、お互い「グッドラック」と言って別れる。
一方、中山(小栗基裕)から「公私共にパートナーになるべきだ」と、プロポーズの返事を迫られていた秋山。再び返事を求められると、「ほんまにうちのためですか?」と本音をぶつける。そして後日、中山に「中山さんのことは尊敬してます。中山さんみたいなダンサーになりたいと思ってます。せやけど自分が一番輝ける生き方をしたいんです」と語り、こちらも別れを選ぶ。
秋山はスズ子に「自分が自分らしく生きられるんは大阪」と伝えて大阪に戻ることを決めた。スズ子もまた、自分らしくいられる場所に戻ったようだ。
明日17日放送の第35話。日宝からの引き抜きの話を断ったスズ子(趣里)は、辛島部長(安井順平)に謝りを入れ…。一方、中山からのプロポーズを断った秋山(伊原六花)は、大阪へと戻っていく。そして迎える本番の日。スズ子の「センチメンタル・ダイナ」が響き渡る。