29日放送の連続テレビ小説『ブギウギ』第43話では、スズ子（趣里）が、小夜小夜（富田望生）、そして梅吉（柳葉敏郎）と衝突する。
スズ子（趣里）は相変わらず、全く動くことなく歌うことを余儀なくされ、客席には空席が目立つようになっていた。辛島（安井順平）は「このままじゃ梅丸楽劇団は解散だ」と嘆く。辛島はスズ子に、人々から寄せられた抗議の投書の山を見せながら、「我々を縛っているのは、何も警察だけじゃない」と告げる。梅丸の公演を非難する風潮の実態に、スズ子は愕然とする。
帰宅すると、小夜（富田望生）と梅吉（柳葉敏郎）が大騒ぎしていた。夜というのに小夜はにぎやかに歌を歌い、酒に酔った梅吉が手拍子で盛り上げていた。
2人の楽しげな雰囲気に、スズ子は、歌えない怒りをぶつけてしまう。身寄りのない小夜に「出てって！あんた、歌手になるのが夢やいうてなかった？弟子にしてくれいうて、ついてきたんやろ？」と訴える。小夜が「お父ちゃんが…」と答えると、スズ子は「あんたのお父ちゃんちゃう！」と声を荒げてしまう。小夜はそそくさと荷物をまとめて部屋を出て行き、スズ子は梅吉と口論を始めてしまうのだった。
明日30日放送の第44話。スズ子（趣里）と梅吉（柳葉敏郎）との溝は深く、お互いに口も聞かないようになってしまっていた。
一方、羽鳥善一（草彅剛）は編曲に追われていた。しかし、そろそろ梅丸から手を引くべきではないかと言われてしまう。そんな中、スズ子は動かずとも歌える「蘇州夜曲」を歌わせてほしいと善一に願い出る。
