六郎の戦死を知ったスズ子。楽団員たちが心配する中、気丈にも事務所にやってくる。スズ子は「ワテの楽団なんやから、ワテがしっかりせんと」と言ってチラシを配ろうとするが、気を使われていることを知り帰ることに。
スズ子は、あとを追いかけて来た小夜(富田望生)に「じっとしてたら、気がおかしくなりそうやねん」と本音を打ち明けつつ、苛立ちを隠さず絶叫する。そして、小夜に抱きかかえられながら「気を抜くと六郎のことが頭に浮かんでくるねん」と、すすり泣く。
後日、気持ちの整理がついたスズ子は再び楽団へ。その日は1941年12月8日。ラジオでは日本軍がハワイ真珠湾を攻撃し、米英に宣戦布告。太平洋戦争、そして第二次大戦の始まりを告げていた。楽団の仲間、そして道行く人々が「開戦だ!」「バンザーイ!」と喜ぶ中、肩を落としたまま歩くスズ子。だが、やがてスズ子も「バンザーイ!バンザーイ!」と、やりきれない怒りをぶつけるかのように両手を挙げるのだった。
明日6日放送の第48話。弟が戦死してスズ子(趣里)が落ち込んでいるのではないかと心配した羽鳥善一(草彅剛)は、スズ子を自宅の食事に招待する。だが、そこには茨田りつ子(菊地凛子)の姿が。羽鳥が二人を誘ったのには、ある理由があった…。