同名言集のベースとなるのは、1943年にアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』フランス語の原書と同時に発売されたキャサリン・ウッズの英訳版。原書の世界観を詩情豊かに再現した翻訳には根強いファンがいる。そんな同名言集を翻訳したのは、幼い頃から『星の王子さま』を愛読していたという俳優でモデルの中条あやみ。今回が初翻訳となる。
中条は、今回の刊行にあわせてコメントも寄せている。「『星の王子さま』を初めて読んだのは、多様な文化を持つ私自身が、他の人とはちょっと違うことに悩んでいた子ども時代の図書室でした。時が経ち、理想の大人像に葛藤していた私に、友人が贈ってくれたのもこの本でした。何が本当に大切なのかをいつも教えてくれます。生きているうえで起きる物事の捉え方や視点を少し変えてみると、今まで気づかなかった素晴らしい発見や景色があるのだと実感させられる本だと思います」