加藤シゲアキが2回目の直木賞ノミネート、会見では「横入りをした」うしろめたさがあったと明かす
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同作は、一枚の不思議な「絵」の謎を追うミステリー。物語のキッカケになるのは終戦前夜に起きた日本最後の空襲といわれる秋田・土崎空襲。秋田にルーツを持つ加藤が温め続けたテーマで、人間の業と向き合い力強く生き抜こうとする人々の姿を描く。
直木賞ノミネートは第164回の『オルタネート』に続き2回目。加藤は「素直にすごく嬉しかったです」と知らせを受けたときの心境を明かした。「2作連続で候補にしていただけることは大変光栄なことですし、何よりも周りにいた方や家族や編集の方々もみなさん喜んでくださったので、さすが直木賞だなと。直木賞の力を改めて感じました」と振り返った。
ノミネートの知らせを受けたのは、NEWSの東京ドーム公演「NEWS 20th Anniversary in TOKYO DOME」(12月20日・21日)のリハーサルを行っている最中だった。1人だけリハーサルの現場から呼び出された加藤は電話でノミネートを告げられたが、発表のタイミングまで自分から言うことはできない状態。しかし、加藤が急に呼び出されたため残されたメンバーたちは「何かあった?」という雰囲気になったそう。「小山慶一郎という男は勘がいいので、『何かに選ばれた?』って聞かれたんです。なのでもう、“犯人が見つかった!”みたいな感じになって(笑)」と、周りのメンバーたちが直木賞ノミネートに気が付いたエピソードを明かした。
「作家とアイドルの両立の大変さ」を尋ねられると「これがもうよく分からなくなってきて。書き始めてからもう12年なので、両立していることが普通になってきてしまって。やはり、締め切り前は追われるのですが、それで実際に仕事をセーブしたことはありませんし」といい、「できうる限りはどっちも続けていけたらと思います」と希望を語った。
そんな加藤だが、作家として活動することにうしろめたさがあったそう。「僕は新人賞を獲って文芸界にデビューしたわけではないので。そういう意味では芸能活動をしていた分横入りをした感覚がずっとあったのですが、『オルタネート』で話題にしていただいたときもすごく温かく迎えてくれて。それまでは、タレントで作家をやっているといううしろめたさみたいなものはどこかにあったのですが、実際のところは、本当に多くの方が、そして先輩の作家の方が優しく歓迎してくれて。自分が思っているよりもみなさん優しいのだなと。価値観を自分で決めていたなと反省したこともありました」と述懐。「とにかく執筆業に誠実に向き合う、そこだけはサボろうとしないというか、そういう感覚はずっとありました。もちろん、NEWSというグループでも、歌やダンスなどを抜かないというのは同じ感覚です」と続け、「今までもそうやってきたので、これからもそうやっていくのかなと思います」とこれまで通り目の前の仕事に真摯に向き合いたいと語った。
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