立川志らくが、7日放送の『なりゆき街道旅』(フジテレビ系)で、若手時代の伝説を語った。
ある時、春風亭昇太、立川談春と一緒に、高校生の前で高座を披露したという志らく。昇太は相変わらず大ウケ、普段はマニアックな古典落語をする談春は、高校生相手に分かりやすい噺で、こちらもウケたという。
2人の姿を見ていた志らくは「俺は普段通りやろうと、『文七元結』というド真ん中の人情噺を50分語ったら(会場が)シーンと静まり返って、なんの反応もない。前の女の子は寝てる。誰よりもウケない」と回顧。
イベント終わり、昇太と談春がお互いウケたねと話している中、2人の高校生が志らくのもとへ駆け寄り、「人生でこんなに感動したことはありません!」と伝えにきてくれたのだとか。志らくは「500人いた生徒498人は寝たんだけど2人だけ落語に目覚めさせた。私はそういう生き方でいいかなと思って」と振り返りつつ、「でも気持ち良いのは498人笑わせたほうが」とも。
ちなみに志らく、昇太、談春は帰りの電車の中で「誰が正しかったのか」大揉め。昇太は「俺が一番ウケたんだ!」、談春は「俺は普段と違うことやったんだけど、ちゃんとギャラ分の仕事はしたんだ!」と主張し、志らくは「俺もやりたいことをやって2人だけ感動させたんだ!」と言って譲らなかったと話していた。