NHK 副島萌生アナが『ニュース7』、林田理沙アナが『サタデーウオッチ9』に | RBB TODAY

NHK 副島萌生アナが『ニュース7』、林田理沙アナが『サタデーウオッチ9』に

エンタメ その他
新キャスター発表(C)NHK
新キャスター発表(C)NHK 全 15 枚
拡大写真

 NHKは、2024年度の同局番組を担当する各アナウンサー、キャスターを発表した。

 『新プロジェクトX~挑戦者たち~』は有馬嘉男記者、森花子 アナウンサー。『NHKニュース7』は糸井羊司アナウンサー、副島萌生アナウンサー。『ニュースウオッチ9』は広内仁記者、星麻琴アナウンサー、佐藤真莉子記者。『サタデーウオッチ9』は林田理沙アナウンサー、伊藤良司記者がそれぞれ担当する。各アナウンサーのコメントは次の通り。

【新プロジェクトX~挑戦者たち~】
■有馬嘉男記者

『プロジェクトX』は2000年から2005年の5年間、前回のシリーズは、昭和の時代の挑戦者たちをお伝えしました。今年4月から始まる新シリーズでは、平成と令和の挑戦者たちを紹介します。前シリーズが戦後の焼け野原からの奇跡の復興、それから高度経済成長、そしてメイドインジャパンという絶対的な日本のブランドの確立まで、昭和の激動の時代をお伝えしたのに対して、今回は失われた30年と呼ばれた時代の挑戦者たちの紹介になります。私も記者の1人としてこの時代をまるまる取材してきたわけですけれども、不良債権と血みどろになって格闘した1990年代、それからウィルスのような目に見えないデフレと戦った2000年代、そして活力がどんどん失われていくような実感なき景気回復の2010年代。振り返ってみますと、どちらかと言うと失敗や挫折を伝えてきたニュースが多かったなと思います。でも、この失われた30年にも奇跡のようなプロジェクトや感動を呼ぶ挑戦者たちの物語がたくさんあります。前シリーズと同じような「元気が出る、明日をどう生きるかのヒントになる」そんな物語を伝えられると確信しています。

■森花子アナウンサー

「私自身がこの番組に貢献できるのはどんなことだろう」と一生懸命考えました。考えた結果、「これまでの仕事と同じく1本1本の収録に全力で挑戦する、挑んでいく。」それが今の私にできることだと感じました。楽しみにしているのは、スタジオで挑戦者の皆さん、平成から令和にかけて、大きなプロジェクトに挑んできた皆さんの話を直接伺えるということです。スタジオで私や有馬さんが感じる、こみ上げてくる想いや感動、それから困難に立ち向かう工夫、そういったものを見ている皆さんと共有できたらこんなに幸せな事はないのではないかと感じております。ぜひ楽しみにしていてください。

【NHKニュース7】
■糸井羊司アナウンサー

『ニュース7』、今年31年目でこの春からは32年目に入りますが、平日の歴代のキャスターの担当開始当時の年齢を調べましたら私は最年長でした。よってフレッシュさは皆無です。にもかかわらず「なぜ私?」というのを考えた時に、ニュースに「これまで以上に人間味を出していきましょう」ということなのではないかと受け止めています。正確、論理的なNHKのニュース原稿にほんのちょっと心配りをすることで、人が伝える血の通った話言葉にしてニュースをお伝えしていきたい。一緒に担当する副島さんと私は、実は高校時代に全く同じ経験をしていること、そして尊敬するアナウンサーが同じ、という共通点がある2人でして、そんな2人がめぐりめぐって同じ番組を担当するという『バタフライエフェクト』も起きましたので、そちらの番組とあわせて期待していただければと思います。

■副島萌生アナウンサー

30年以上視聴者の皆さんにご覧いただき、NHKとしても大切にしてきた『ニュース7』を担当することに責任とプレッシャーを感じています。私はこれまでキャスターを務められてきた先輩方や、糸井さんとは違って、経験も実績も実力も乏しいところがありますが、それでも大切にしたい思いは糸井さんと同じで、「人間が伝える、人が伝える、血の通った言葉で情報を届けたい」ということです。私は、青森県の弘前市で人生の半分以上を過ごしてきました。それがベースになっているのですが、入局して名古屋、大分を経てスポーツ番組を担当し、すごく世界を広げさせてもらったと感じています。一緒にキャスターを務める糸井さん、それから番組を一緒に制作する制作陣と共に「どんな言葉で、どんなトーンで、どんな表現で」お伝えしたら、視聴者の皆さんに温もりをもって情報を受け止めていただけるかというところを突き詰めて考え、30分間の放送に臨みたいと思っています。


【ニュースウオッチ9】
■広内仁記者

これまでは記者として政治部、ワシントン、それに福岡などで取材にあたってきました。今年は国内、そして世界情勢、大きく動く年になると思います。能登半島地震もありましたが、震災など緊急報道への対応もありますので、これまでの記者としての取材経験を十分に生かして、視聴者の関心に分かりやすくこたえられるような、信頼されるニュースを届けたいと思っています。

■星麻琴アナウンサー

今、私は『日曜討論』という日曜日の討論番組を担当していますが、その前にこの『ニュースウォッチ9』で3年間フィールドリポーターをしていました。その時に毎日感じていたのは、本当に取材先の皆さんのおかげで放送を出せているという感謝の気持ちです。その気持ちをずっと忘れずに、今度はスタジオからニュースを毎日お届けしたいと思っています。

■佐藤真莉子記者

私が記者として働き始めたのは福島放送局です。当時南相馬市の沿岸部で東日本大震災を経験し、地震、津波、そして原発事故で被災された方々の取材を続けてきました。その後も国内外を問わず、事件・事故・災害といった現場を数多く取材してきました。その原点となっているのは現場で聞く声、怒り、悲しみ、喜びといった声を伝えることで、少しでもよりよい社会になってほしいという思いです。記者とキャスターで伝える場所は変わりますが、その思いは変わりません。

【サタデーウオッチ9】
■林田理沙アナウンサー

『サタデーウオッチ9』は装いを一新します。キャッチフレーズは“情報空間の今が分かる”です。放送やテレビだけではなくて、インターネットも含めた情報空間の今を丸ごとお伝えします。注目していただきたいポイントは、2つあります。1つ目は新しいコーナーです。「今このニュースバズっているけれども、果たして正しいのだろうか?」そうしたフェイク情報の検証をはじめとし、今話題となっていることを徹底取材し、斬新なプレゼンテーションでお伝えします。2つ目は、これまでのようにニュースをお伝えすることに加えて、インターネット上でニュースがどのように関心を持たれているのか、コメントや反応を分析して、それを踏まえてお伝えしていきます。『サタデーウオッチ9』をご覧いただければ、これまでの1週間を効率的に振り返って、そのうえでまた新たな1週間をより良く過ごしていただく、そんな心構えができる番組を目指していきます。私自身、これまで『ブラタモリ』でたくさんの場所に行かせていただいて、様々な視点を持つことや、素朴な疑問を持つことの大切さを学んできました。それを生かして皆さんと一緒に、今とこれからを一緒に考えていく、そんな案内役の役割を果たせるように頑張っていきたいと思います。

■伊藤良司記者

私はNHKに入ってから長い間、特派員として仕事をしてきました。ここアメリカではことし大統領選挙が行われ、社会の分断が一段と深まることが懸念されています。またヨーロッパや中東では紛争が長引き、世界の平和が脅かされています。こうした時代に何を信じて何を拠り所にすればよいのか、私たちは多角的な視点を踏まえながら、みなさんの判断の材料となる確かな情報を伝えていきます。

《KT》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース