木野花、自身演じる大野晶子は「“働く女”のはしりのような女性」.....NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
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木野が演じる大野晶子は、子育てに大変なスズ子(趣里)のもとにやってくるベテラン家政婦。青森出身で、茨田りつ子(菊地凛子)の知り合いでもある。以下、木野のインタビュー全文。
ーー「ブギウギ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
まさか自分に話が来るとは予想もしていませんでしたから驚きました。「私でいいのかな」と思ったのですが、今回は青森ことばの役だというので、青森ことば対大阪ことばの会話は面白そうだとうれしくなりました。
ーーご自身の役柄についての印象は?
台本には、働き者で正直者という感じで書かれていて、気持ちが強く、エネルギッシュで、今でいう「働く女」のはしりのような女性で自立している人だなと思いました。青森の女性の強さというか、そういうものをしっかり持ちながら、正直に自分が思うことをまっすぐ言える人です。私も見習いたいところがある女性だなと思います。スズ子さんのところにやってきて、家族のように「それは、違うと思いますよ」とスズ子さんにも助言ができる立ち位置で、これから一緒に家族のように助け合って暮らしていくことになります。今後、家族になっていくシーンが布石のように置かれていくので、そういったところを丁寧に、大事にしていこうという気持ちで演じています。
ーーヒロイン・スズ子を演じる趣里さんの印象はいかがですか?
趣里さんの人生というか、趣里さんの人格の中から、スズ子を導き出してきたなという感じがしています。笠置シヅ子さんに合わせるとか、シヅ子さん像をつくるということではなく、私は私のエネルギーを人生に注ぎ込んでいくというくらいに、今、ちゃんとそのレールの上に立っているなと感じます。不自然さがないですよね。見た目は、全然違うのに、説得力があるし、さすが趣里さんだなと思いました。以前から、演劇界で「すごい子が出てきたよ」という噂があって、それが趣里さんのことだったんですが、本当にすごくて、歌も歌えるし、踊れるし、「これまで、どこにいたの?」って(笑) そう感じるインパクトがありますね。
ーー放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
スズ子の人生にはいろいろな別れや事件がありますが、それをバネにしてその都度強くなっていくエネルギーをまず見てほしいです。そして、大野は家政婦として歌手のスズ子を支えますが、華やかな表舞台とはひと味違うスズ子の家庭生活の様子も、楽しんでいただけたらと思います。
《KT》
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