フジテレビ、4月期番組改編を発表！『セクシー田中さん』問題、松本人志の番組について言及

　フジテレビは4日、4月期番組改編の記者発表会見を開催。「一緒に笑えるだけで、しあわせ」を2024年春の改編テーマに、家族や友達や恋人など大切な誰かと「共視聴」できる番組作りを目指すことを発表した。

　具体的には、視聴率で苦戦している「木曜日改革」を実施し、さまぁ～ずがMCを務め、昭和・平成・令和の3世代の定番ソングを貴重映像とともに発表する音楽バラエティー番組『ミュージックジェネレーション』（毎週木曜よる7時）と、かまいたちがMCを務める街ブラグルメバラエティー『街グルメをマジ探索！かまいたち』（毎週木曜よる8時）の2番組を木曜よるに新設。

　平日午後帯を強化するべく『ぽかぽか』（毎週月～金 11時50分）に横澤夏子、ブラマヨ小杉、辻希美、高橋大輔ら新レギュラーを増強するほか、かつて15年にわたり同社のスポーツ番組の顔として放送された『すぽると！』（毎週土曜24時35分／毎週日曜23時15分）を8年ぶりに復活。スポーツを愛するお笑いコンビ「千鳥」が新生『すぽると！』の顔として、“独自の切り口”で切り込む新時代のスポーツショーを届ける。

　4月期の連続ドラマは、月9枠は広瀬アリスが主演する“HYの名曲”に着想を得たラブストーリー『366』、山下智久が主演を務め、気象学の天才が自然災害から人々の命を守るヒーロードラマ『ブルーモーメント』（水曜よる10時）、赤楚衛二と錦戸亮が出演する巨大病院を舞台にしたリベンジサスペンス『Re：リベンジ―欲望の果てに―』（木曜よる10時）など7本がスタートする。

　また、SMILE-UP.のタレントが出演する番組について、KinKi Kidsの冠番組『KinKi Kidsのブンブブーン！』、TOKIOの『トキタビ』、SUPER EIGHT（旧：関ジャニ∞）の『SUPER EIGHTのあとはご自由に』の終了を発表。Hey! Say! JUMPは新番組の立ち上げを予定しており、菊池風磨が出演中の『何か面白いことはないの』は継続することも発表した。

　編成制作局編成部長の中嶋優一氏は「KinKi Kidsは27年半、TOKIOは25年半とフジテレビ開局以来、半分くらいの期間をタイムテーブルを支えていただきまして心から感謝しています。温かく最終回を迎えられたら」とコメント。番組終了について、ジャニー喜多川氏による性加害問題の影響があったかとの問いに「我々も放送局として重く受け止めている」としつつ「改編はその時々の総合的な判断とご理解いただければ」と説明。

　このタイミングで旧ジャニーズ事務所に所属していた山下智久が同社7年ぶり、錦戸亮が同社5年ぶりのドラマ出演となることについては、「これも総合的な判断です。現場が誰と組んでやりたいのかという意向が非常に重要になっているので、そちらでキャスティングされた」と理由を語った。

　さらに、ドラマ『セクシー田中さん』（日本テレビ系）の原作者が死去した問題を受け、今後の対応について聞かれると「映像表現をするときには制作者や役者さんの思いがあるが、改めて原作者さんや出版社さんにご理解いただけるように丁寧に会話をしていく。それに尽きると思っている」とした。

　活動休止中の松本人志の番組「『酒のツマミになる話』『だれかtoなかい』『IPPONグランプリ』については「今後も続けていきたい。単純にソフトが面白いからという理由です」とコメントした。