同作で藤原道長の姉・詮子を演じている吉田。撮影に入る前、平安時代の所作について専門の先生から指導を受けたという。彼女は「この時代は指を見せないというのがよしとされている」と語り、「着物の中に全部指を入れて見えないようにするというのを意識している」と告白した。
また、当時の木製の扇「檜扇」を持っていると、どうしても「手がこんもりと出てきてしまう」と言及。カットがかかった瞬間に先生から「指が見えています」という助言が入るのだとか。檜扇の持ち方も決まりがあり、「うっかり気を抜いて違う持ち方にすると『山が違います』『拳の山が違います』と、持ち方が違うと言われる」とも。博多華丸は「それを意識しながらセリフも、ということですよね」と苦労を共感していた。