街裏ぴんく、『R-1グランプリ2024』優勝に「20年辞めずにやってきてよかったです」
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『R-1グランプリ2024』決勝戦が9日に行われ、芸歴20年目の街裏ぴんくが初の決勝進出にして見事優勝を勝ち取った。
今年で22回目を迎え、芸歴制限を撤廃した同大会。エントリー数は、過去最多の5,457人となった。ファイナリストは全9人。オープニングでは、MCの広瀬アリスが、“芸歴20年”“アマチュア”などファイナリストたちの多様な経歴に「すっごく楽しみです」とコメント。霜降り明星・せいやは決勝のネタ尺が3分から4分になったことについて「ネタ時間の1分って全然違いますから。去年と全然違う大会になると思います」と期待を寄せた。
ファイナルステージで、街裏ぴんくは“ありえない”エピソードを現実に感じさせる話術でライバルたちを圧倒。結果は、小籔千豊、野田クリスタル、ハリウッドザコシショウの3票を獲得した街裏ぴんくが優勝。コメントを求められると「R-1に夢はあるんですよ!!」と叫び泣き崩れる街裏ぴんく。「言い訳ばっかりしてきた20年だったんですが、漫談をずっとやってこれてよかったです」とコメントし大会を締めくくった。
優勝会見に登場した街裏ぴんくは、今の心境について「20年辞めずにやってきてよかったです」「ザコシショウさんが“続けるのもセンス”って言っていて、自分はそのセンスがあるのだろうかと。でも20年やってこれたので、辞めないセンスがあったのかもしれないですね」とコメント。「ほんとに願いはいつ叶うかわからないです。夢みたいです」と感慨深い様子だった。
ここで、6月23日に優勝特番の放送が決まったことを告げられると「えー!いいんですか!?」とビックリ。「今までお会いできなかった面白い先輩たちとお会いしたいですね。生で漫談を聞いてもらったりしたいです」と語り、具体的には1度会ったことがあるというダウンタウンの名前を挙げ「もう1回お会いしたい。パワーアップしてるはず」と希望。さらに、笑福亭鶴瓶に世話になっていた時期があったことを明かし、「“ベタもできるようになりや”って忠告をいただいたことがあって。広く笑っていただけるように意識してきました。もう1回会いに行きたいですね」と語った。
また、自身の信条について「大阪ではぼやき漫談で怒りまくってたのが武器でしたが、東京に出てきたらまったくウケず怖がられて。やりたいことを1回捨てました」と、今のスタイルにたどり着くまでの紆余曲折を告白。「架空の漫談でもいいんやっていうのは僕が作り出したと自負してます」と言いつつ、「“ファンタジー漫談”とか言われるんですが、言い方を決めてないので決めてほしい」と呼びかけた。
最後に、恩師でもあるというハリウッドザコシショウに「ずっとお世話になってる」と感謝。生放送でイジってもらったことに「震えるくらいうれしかった」と喜んでいた。
《KT》
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