俳人の夏井いつきが、2日放送の『超多様性トークショー!なれそめ』(NHK)で、夫との出会いから結婚秘話を語った。
夏井の夫は8歳年上の加根兼光。長年プロデューサーとして数々のCMを手がけ、現在は彼女のマネージャーとしてテレビ出演のサポートもこなしている。出会った当時、兼光は2度の離婚を経験。夏井も離婚後、2人の子どもを育てていた。
兼光は20年前、俳句の番組を見ていた際、彼女の一句に“一目惚れ”。そこで、愛媛で月1回の俳句教室を開いていた夏井に会うため、大阪から通い出したという。しばらくすると教室を開いていない日もなぜか往復するように。夏井は彼の好意に気づいていたが、深入りしたくなかったそう。
だが、ある出雲での句会を終えた後、兼光から、どうやって愛媛に帰るのかと聞かれた夏井。「車で迎えに行きましょうか?」と提案され、それに乗ったという。すると、車のドアを開けてくれる紳士的な態度に夏井にも恋心が。愛媛までの4時間のドライブでお互いの距離が縮まる。
ただし兼光から「籍を入れませんか?」と何度言われても断っていた夏井。「結婚したら何が面倒くさいか言っていた」のだが、彼からことごとく料理など家事はすべて自分が負担すると言われ、結婚しない理由がなくなったそう。
最も大きかったというキッカケは、兼光から「100%俳人をやってくれ」「俳句をずっとやってくれ」と言われたことだった。2度と結婚しないと決めていた夏井だったが、「『家事をやってくれるととか、めんどくさいことは僕がやる、あなたは俳句やってればいい』って、就職先としてはめちゃくちゃ素晴らしい条件」と回顧。再婚する後押しとなったと話していた。