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過去2年の記憶を失い、“今日のことも明日には忘れてしまう”脳外科医・川内ミヤビ(杉咲)が主人公の本作。看護助手として働く彼女に、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)は「人出が足りない」と医療行為を手伝わせようとして……。会見には、杉咲、若葉のほかに、岡山天音、生田絵梨花、千葉雄大、吉瀬美智子、井浦新が登壇した。
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本作に取り組むにあたって主演を演じる杉咲は「今日まで、『アンメット』に関わる方々と、“何百時間『アンメット』について言葉を交わしてきただろう”と思うと、胸の奥がジーンとなるような気持ちになります」とコメント。プロデューサーをはじめ、熱い制作陣と共に作り上げた作品だと紹介しつつ「とんでもなく素敵なシーンがたくさん納められているように感じていて。もうすぐそれが放送されるんだなと思うと、息が早くなるような気持ちです」と胸中を述べた。
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一方、生田は、登壇者の中で唯一医療従事者ではない脳外科秘書・西島麻衣を演じる。役柄としては「視聴者の皆さんを惑わすというか、“この人何考えてんだろう”とか、“なんでミヤビちゃんに対してきつい言い方をしているんだろう”とか、そういった推察の部分で楽しく見守っていただけたらなと思っています」と語った。
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そんな中、若葉は、杉咲らと共にクランクイン前から手術シーンの準備をしていて、吻合(ふんごう/手術でつなぐこと)や縫合(ほうごう/縫い合わせること)の練習をしていたと回顧。ある撮影の前日、準備していたものではないシーンが必要だと発覚した際に「自分の撮影が終わっても、(杉咲は)スタジオにこもりっきりで、ずっと吻合の練習をされていました。実際のシーンでも、杉咲さんが(疑似血管で)吻合をされているんですけど、医療指導のお医者さんたちがド肝を抜かれるということがありました」と明かしていた。
『アンメット ある脳外科医の日記』4月15日にスタートする。