北村有起哉、映画デビュー作は屈辱…雑用係「セミ捕まえてこい」 | RBB TODAY

北村有起哉、映画デビュー作は屈辱…雑用係「セミ捕まえてこい」

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北村有起哉【写真:竹内みちまろ】
北村有起哉【写真:竹内みちまろ】 全 1 枚
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 北村有起哉が、21日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、デビュー秘話を明かした。

 名優・北村和夫を父に持つ有起哉は巨匠・今村昌平監督の映画でデビュー。オーディションを経て、ヒロインの相手役の脇役の座をゲットした。

 監督から「先輩の現場を見学しなさい」と言われて撮影に入ったものの、「結局ただの人手不足だったみたいで、先輩の芝居を見るどころか、何から何まで手伝わされた」と回顧。

 「現場から百メートルぐらい離れたところで赤色灯を持って『すみません、今本番中なんで』(と一般人に注意喚起した)」「録音部に、虫かごと捕虫網を持たされて、『あっちのセミがうるさいから捕まえてこい』(と指示された)」とも。これに、その頃の有起哉は「ハメられたかな」と後悔したという。

 その後、他界した今村監督を偲ぶ会で当時の美術スタッフと飲んでいた際、「実はあのとき、監督から『今度、北村和夫の息子が来るから鍛えてやってくれ』と言われた」と聞かれたのだとか。

 「その体験をしなかったら(今頃)控室で、あくびしながら『まだなの?俺の出番』みたいな横柄な態度を取っていたかもしれない」という有起哉。「いろんな人たちがいろんなパートで汗水たらしてやっていることを体験した」と、映画作りを身をもって経験したと感謝していた。

《杉山実》

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