森三中が、27日放送の『人生最高レストラン』（TBS系）で、思い出深い2軒の飲食店を明かした。
30代前半の頃、「なんばグランド花月」に出ていたという森三中。全く接点のない大阪芸人の中で緊張していると、西川きよしから「お昼はどうなされるんですか？」と声をかけてきてくれて、「竜田屋」という定食屋に連れて行ってもらったのだとか。ここは小鉢のお惣菜をセルフでとり、会計できる人気店。
緊張しながら食べた後、西川からまたしても「この後、お茶しに行きませんか？」と誘われ、喫茶店へ。お茶をした後、さらに彼は「今日の夜は何時に帰られるんですか？」と確認。まだ時間は決まっていないという森三中に、「じゃあご飯に行きましょう」と、なんと夕食もご馳走してくれた。
そこで連れて行ってもらったのが、大阪にある「福喜鮨」。ここは1910年（明治43年）、東京・台東区柳橋で創業し、1916年（大正5年）に大阪に移転した江戸前の老舗。また「寿司店のショーケース」発祥の店と言われているという。
マグロは当然というべきか、その時期の最高級のものを使用。シャリは素材の味を最大限に引き出すため、塩気の強さが特徴だ。この店の最大の名物はアナゴ1匹を丸々使った握り「アナゴの丸づけ」。代々継ぎ足されたツメを塗って仕上げる。
かつてここに先輩の芸人に連れて来てもらったという西川は「（いつか）僕もここに行けるようになろう」と頑張ったと語ったという。森三中も、「いつかまた私たちもここに行きたいです」と宣言したと振り返っていた。
