6日放送の連続テレビ小説『虎に翼』第49話では、寅子(伊藤沙莉)が久しぶりに「はて?」を発動させた。
民法改正審議会が開かれた。だが家制度をめぐり、神保衛彦(木場勝己)と穂高重親(小林薫)は互いに意見を譲らず、平行線をたどる。その休憩中、穂高が寅子のもとにやってきて、家庭教師の仕事を見つけてきたと報告する。
その上で「無理に法曹の世界にいることはない。これ以上、苦しむことはないんだよ」と同情。穂高は、寅子が、家族を養うために仕方なくこの道を選んだと思い込んでいた。その上で「君をこの道に引きずり込み、不幸にしてしまったのは、この私だ」と謝罪。家庭教師の仕事は給料も弾むらしい。
だが、これに寅子は「あの待ってください」と制止し、「不幸?私が?はて…?はて…?」と首をかしげる。この口癖に桂場(松山ケンイチ)も思わず反応する。
世の中の常識や、気づかないうちに根付いてしまった価値観に疑問を投げかけて来た寅子の「はて?」が復活。久しぶりに自分を取り戻したようだ。
7日放送の第50話。新しい仕事を紹介する穂高(小林薫)に対し、寅子はむしろこの道で生きる決心を新たにする。そして民法を多くの人に知ってもらうためにどうすればよいか、はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)にも意見を聞き、新たなヒントを得て…。