2019年にNHK連続テレビ小説『スカーレット』への出演で人気に火が付いた松下。俳優としての顔に加えて、音楽アーティストとしての顔も持つ。2021年にデビューすると、昨年末に2枚目のフルアルバムをリリース。今年の1月から自身最大規模となる全国ツアーも実施した。
二兎を追うと決めたのは松下。「どちらも胸を張っていいものができたと言えるようにしたい」と語る松下だが、その日常は想像以上に目まぐるしいものだった。とある一週間のスケジュールを見てみると、全国ツアーリハーサル、全国ツアー神奈川公演、TBSドラマ『9ボーダー』衣装合わせ、NHK大河ドラマ『光る君へ』撮影、全国ツアー仙台公演といった具合。
そんな松下は「自分の才能の限界ってわからないから、不安です...」と心境を吐露する。ちなみに、順風満帆に見えるが、俳優として名が売れる前には苦い経験もしている。歌手になることを夢見て、21歳のときに最初のCDデビューを果たすも、思うような結果を残せず2年ほどで挫折。ライブに観客が1人だけ、ということもあったそうだ。そこから15年を経た今、松下はどのように「自分」と向き合ってきたのか?