山崎育三郎が、8日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)で、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の抜擢秘話を明かした。
大学在学中の19歳のとき、同作のオーディションを受けた育三郎。「レ・ミゼ」といえばミュージカル界の大河ドラマ」と語った。そんな大作にはなんと2万人がオーディションに応募したという。
審査は5次まであり、1人ずつ1フレーズだけ歌っだけで、その場でどんどん落とされて行くというシビアなもの。最後の5次審査はロンドンから、同作わ手がける演出家ジョン・ケアードが来て審査したという。
「『レミゼ』が好きすぎて3時間の楽曲すべて歌えた」という育三郎。指定された1曲歌うと、ジョンから「別の曲も聴いてみたい。譜面を渡すから、30分練習してきてくれ」とリクエストされた。
だが全ての楽曲が頭に入っている育三郎は「ジョン・ケアードさん、今歌います。譜面も要らない」と言い切り、譜面を見ずに歌った。ジョンも面白がって「こっちの歌も歌ってくれ!」と興奮。結局、5曲以上歌ったそう。2~3ヵ月後、合格の連絡が届き、マリウスという役を当時、世界最年少で射止めたと振り返っていた。