話題の渦中にあるMVでは、コロンブス、ナポレオン、ベートーヴェンと思われる偉人たちに扮するバンドメンバーが登場。たどり着いた先で原住民の猿たちと交流を深める……といった内容なのだが、映像のなかには猿たちに人力車を引かせたり、ピアノや乗馬を教えたりする場面も盛り込まれていた。
かの有名なコロンブスは新大陸発見の功績で知られている一方で、植民地支配の象徴としても取り扱われていることから、MVの内容に批判の声が続出。X（旧Twitter）のトレンドには「ミセスのMV」「ミセス炎上」などの関連ワードが並んでいた。
この事態を受け、ユニバーサルミュージックは「Mrs. GREEN APPLE 『コロンブス』ミュージックビデオ公開停止に関して」と題した文章を発表。「6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲 『コロンブス』のミュージックビデオを公開いたしました」と書き出し、「本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と伝えた。
また「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しつつ、「今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります」と文章を締めくくっている。
※Mrs. GREEN APPLE『コロンブス』ミュージックビデオ公開停止に関して（Mrs. GREEN APPLEのオフィシャルサイト）
