パリ在住の中村江里子、五輪直前の現地でエコな暮らしを取材
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32回目となる「地球環境大賞」は、“産業の発展と地球環境との共生”を目指し、環境保全に貢献した企業や団体を表彰するアワード。同番組では、今回大賞を受賞した今話題のスポット「麻布台ヒルズ」の多くの樹木や草花に込められた設計の狙いや、その他受賞した最先端のエコ技術などが紹介される。
また、パリ在住のフリーアナウンサー・中村江里子が五輪を目前に控えて賑わうパリで、今進められているエコ生活について取材する。中村が向かったのはマルシェ。常連だという青果店で、店主が中村に売ったのは、なぜか傷みかけたトマト。フードロスを減らすマルシェとの付き合い方とは?また、閉店間際の食品店で見たのは、売れ残りゼロの光景。そこには“福袋大作戦”とも言うべきお得なアプリが活躍していた。
さらに、中村が案内するのは、町中のいたるところにあるリサイクルボックス。不要になった洋服や靴を入れると回収してくれる業者を追跡すると、そこには巨大な「仕分け施設」が待っていた。そして、これらの取り組みで人々の生活はどう変わったのか、そして日本へのヒントはあるのか。
中村は取材を終えて「環境について考えるとき、あまりにもやるべきことが多く戸惑うこともあります。でも改めて取材を通して、それぞれがそれぞれのやり方で楽しみながら、日々の生活の中で地道に継続をしていくことが変化へとつながっていくのだと実感しました。野菜を入れてくれる紙袋を使い回したり、傷んだトマトでソースを作ったり・・些細なことだけれども、“行動”している自分を、そしてもちろん他の人の行動も褒めて、互いに考え学び合いながら継続をしていきたいと思っています」とコメントした。
ほか、日本発の最新技術も見ていく。瀬戸内海の「藻場」の再生に取り組むのは、地元の漁協、高等専門学校と企業が協力する産学連携のプロジェクトチーム。着目したのは、マリンストーンと呼ばれるリサイクル資材。鉄鋼製造工程で生まれるこの副産物を活用し、藻場の再生に成功したという。そしていま、新たに注目しているのが「環境DNA」という日本発の技術で、「バケツ1杯の水から、海中の生態系がわかる」というもの。日本の海に起きている危機を解決しようと奮闘する人々の試みを追う。
《KT》
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