
同作の主人公で、大手法律事務所に所属する期待の弁護士・松岡千紗を演じた広瀬は、今回が本格的ミステリー初挑戦を果たしたことについて「お芝居をしていく上で色々な面をお見せしたかった」と意欲を語るも「ただ私はコメディばかりをやっていたので、私の何を見てお声がけ頂けたのかと不思議でした」と笑った。また、ベテラン勢との共演には「こんな激渋な素晴らしい方々とご一緒出来るのはありがたくて、おんぶに抱っこで甘えちゃおうと思いました。みなさんが素晴らしい空気を作ってくださるので...人任せです」とコメントした。
少女誘拐事件の犯人とされながらも、無実を主張する平山聡史役の北村。大森監督とは初顔合わせだったが、地元が近いという事もあり「お互いの母親同士の親交があったという機縁もあり、ついにようやくご一緒出来ることが嬉しかったです」と喜び。「派手なアクションがあるわけではないけれど大森監督ならではの引き込まれるドラマがある。僕はそこで存分にやらせていただきました」と手応えを語った。
千紗と再審請求審で対峙する元県警刑事・有森義男役の奥田は「台本も分厚く、凄まじい物語だったので“俺無理かもしれないぞ”と思いながら読み終わりましたが、冒険心とチャレンジ精神を持って、クランクインを待ち望む反面怖かったという心境でした」とオファーを回想した。


その後、放送・配信スタート日の7月7日七夕にかけて、七夕の短冊に“願い事”を書いて発表するコーナーでは、音楽好きの広瀬が「ライブに沢山行けますように」と祈願。北村は「適応したい!この暑さや人間関係、仕事、成長する子供や妻。それらにちゃんと適応したい!」、奥田は「101歳まで空を見ていたい。僕は自分の寿命を決めていて101歳で死ぬんです。だからそれまで空を見ていたい。それまで28年あるので、世の中を見ていたいというのもある」と語った。一方、大森監督が「早く美味しいお寿司をゆっくりと食べたい!」と身近過ぎる願望を口にすると、すかさず北村は「今お腹空いてるの?」とツッコミ。奥田は「急に寿司を食いたくなってきた!」と食欲を刺激されていた。
最後に広瀬は「私自身展開を知っているのに第1話から引き込まれて次が気になって一気に観ました。ミステリーなのでストーリーも面白いけれど、幸せな人があまり出てきません。笑顔もほぼなく、私にとって役者人生の中で大きな挑戦でした。人間剥き出しのドロドロした心情シーンもあるので最後まで楽しんで観てほしいです」とアピールした。