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同作は、高校新聞部を舞台に生徒たちが学園の闇に迫る痛快青春エンターテインメント。藤吉が主人公の私立櫻葉学園高校新聞部新米記者の“トロッ子”こと所結衣役を演じる。髙石が結衣を振り回す破天荒な新聞部部長・杉原かさね、久間田が文芸部部長・西園寺茉莉、中井が新聞部副部長・恩田春菜、綱が元文芸部員・松山秋、髙嶋が学園の理事長・沼原栄作役を担当。
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あいさつのマイクを持った藤吉は「映画初主演ですし、こういうイベントも初めてなのですごく今、変な感じですね。普段、櫻坂46というグループで活動しているのですが、こういう機会があまりないのですごく嬉しい気持ちです」とにっこり。満員の会場を見渡した気分を尋ねられると「何か恥ずかしい感じです。でも、嬉しいですすごく」と恥じらいを浮かべながら声を弾ませた。
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藤吉は同作で映画初出演にして初主演を果たした。「新しいことばかりで『すごく難しいな』と思う部分もあったのですが、新鮮でとても楽しかったです」と撮影を振り返った。
イベントではスケジュールの都合で参加できなかった小林啓一監督からの登壇者たちへ向けた手紙がMCによって代読された。小林監督は手紙の中で「映画初出演でいきなりの主役。将来を期待されている藤吉さんを最初でつまずかせるわけにはいかない。僕なりに責任と覚悟を持って演出しました」、「僕にとって藤吉さんは戦友です。『役者・藤吉夏鈴』の今後が楽しみです」などプレッシャーの中で主人公を演じきった藤吉の努力を称えた。
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藤吉はしばらく言葉を詰まらせたあと「涙が出ちゃった」とポツリ。「今日、泣く予定じゃなかった」と告げ「映画を作っているときに何度も暗い部屋の中にいる感覚になることがあったのですが、監督とみなさんとひとつの作品を作ることができて、今振り返るとすごく幸せでした。完成した作品を観たときにすごく愛おしかったです。監督に会いたいです」と心境を言葉に。「俳優をやり続けたい?」と質問されると「はい。頑張ります」と答え、そんな藤吉に共演者や観客たちから大きな拍手が送られた。