【コラム】HYBEがアメリカ進出を託した新星!超多国籍ガールズグループ「KATSEYE」とは? | RBB TODAY

【コラム】HYBEがアメリカ進出を託した新星!超多国籍ガールズグループ「KATSEYE」とは?

エンタメ 音楽
注目記事
(Photo by Christopher Polk/Billboard via Getty Images)
(Photo by Christopher Polk/Billboard via Getty Images) 全 3 枚
拡大写真
 BTSらを輩出したHYBEの「K-POPの育成メソッド」を用いて、結成されたグローバルガールズグループ「KATSEYE(キャッツアイ)」。8月21日からは彼女たちのデビューまでの軌跡に密着した、ドキュメンタリーシリーズ「ポップスター・アカデミー:KATSEYE になるまで」がNetflixにて配信される。



 K-POPシステムのグローバル化の可能性を垣間見ることができるグループとして、世界中の音楽ファンはもちろん、業界からも注目を集めている彼女たち。今回はそんなHYBE史上初のグローバルガールズグループ、KATSEYEについて紹介する。

■筆者プロフィール山田有真
名古屋を拠点とするフリーランスの編集者・ライター。グルメ・レジャー・音楽・映画など幅広いジャンルを取材・執筆。第3世代以降のK-POPが好きで、SNSで推しケミの動画を漁るのが日課。旅とビールと猫が好き。X(Twitter):@yuma03303


■活動拠点はLA!ポップ市場のアメリカ現地でデビュー


「KATSEYE」は、BTSなどが所属する韓国の大手事務所HYBEとアメリカの大手レコード・レーベルGeffen Recordsが、昨年開催したグローバルオーディション番組『The Debut: Dream Academy(通称:ドリアカ)』から誕生した6人組ガールズグループ。HYBEがもつ“K-POP育成メソッド”を用いて結成されたグループで、NewJeansやLE SSERAFIMなどHYBE傘下の他ガールズグループと異なり、アメリカのロサンゼルスを拠点に活動している。

 BTSやNewJeansなど世界的な人気を誇るK-POPアーティストが多数所属するHYBEだが、所属アーティストたちの主戦場は“K-POP市場”。一方、KATSEYEの主戦場はK-POP市場ではなく、アメリカの“ポップ市場”だ。

 今年6月28日、アメリカにてファーストシングル「Debut」にてデビューを果たした彼女たち。「KATSEYE」とはK-POPの代表格・HYBEが“K-POPメソッド”を武器に、アメリカで勝負をするために結成された、HYBE史上初のグローバルガールズグループなのだ。

■“K-POPメソッド”で選抜された多国籍メンバー


 KATSEYEは、アメリカ人のダニエラ、ララ、メーガン、スイス人のマノン、フィリピン人のソフィア、韓国人のユンチェの様々な文化圏出身のメンバーで結成。メンバーの多国籍っぷりからも、HYBEのアメリカ進出への意気込みを感じとることができる。

 オーディション番組『The Debut: Dream Academy(通称:ドリアカ)』から誕生した彼女たちだが、メンバーの選抜方法や審査内容にも“K-POPメソッド”が導入されていた。そのひとつが、サバイバルオーディション番組では定番となった“ミッション”の遂行。



 ドリアカでも応募者達がラウンドごとに、ダンス、ボーカル、チームワーク、コンセプトなどをテーマとする様々なミッションに挑戦。「視聴者投票」を含む審査によって次ラウンドへ進出するメンバーが選抜され、オーディション期間中は応募者たちが“HYBE練習生”として、HYBE独自のトレーニングを実施する体制が取り入れられた。

 数々のサバイバルオーディション番組を視聴してきたK-POPファンからすると、お馴染みの光景ではあるが、まさにこの審査方法も“K-POPメソッド”に基づくもの。ドリアカ参加を機に練習生生活をスタートしたLA出身のメーガンも、練習生に合流するまで、K-POPのトレーニング過程がどれほど過酷なのか分からなかったため、練習生のトレーニングメニューに衝撃を受けたことを当時のエピソードとして明かしている。

■歌いたくなる中毒性のあるメロディー


 ポップ市場のアメリカでデビューを果たしたKATSEYEだが、彼女たちの楽曲には“K-POPならでは”の要素が散りばめられている。リズミカルでポップなメロディーが特徴的なデビュー曲「Debut」では、自己肯定をテーマとした歌詞やメンバー達の自信に満ちあふれた表情がMVで公開され、K-POPガールズグループならではの“ガールズクラッシュ”の世界観を垣間見ることができる。

 また、セカンドシングル「Touch」は、思わず口ずさみたくなるような中毒性のあるサビのメロディーが印象的。サビパートのダンスのみ、誰でもマネできるような簡単な振付となっており、K-POPアーティストのSNSでよく披露されている“ダンスチャレンジ”の音源としても登場している。

 自信に満ち溢れた強気な歌詞、クセになるサビ、SNSでマネしたくなるダンスなど様々なアプローチで楽曲を世界中に拡散してきたK-POPグループ。その戦略もK-POPメソッドのひとつとして、KATSEYEの楽曲にしっかり落とし込まれているのだ。



 そんな「K-POPの育成メソッド」を用いて結成された、HYBE史上初のグローバルガールズグループ・KATSEYE。8月21日からNetflixにて配信される、「ポップスター・アカデミー:KATSEYE になるまで」では、彼女たちのドリアカ時代からデビューまでの軌跡を見ることができる。K-POP界の代表格・HYBEがアメリカ進出を託した、彼女たちの今後の活躍に注目だ。


Netflixシリーズ「ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで」
8月21日世界独占配信
※「ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで」作品URL

《山田有真》

特集

【注目記事】

Amazon売れ筋ランキング

【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース