四期生11人で挑む公演としては、昨年11~12月に実施された「新参者 in TOKYU KABUKICHO TOWER」以来、約9ヶ月ぶりのこと。会場に選ばれた日本武道館は、前身グループのけやき坂46にとって大きなターニングポイントとなった公演の開催地で、日向坂46にとっても思い出深い場所である。
最終日となる29日の公演は、正源司陽子&藤嶌果歩による影アナ(会場アナウンス)に続いて、ライブ恒例の「Overture」から始まり、青基調の「青春の馬」衣装を身にまとった11人が勢揃い。楽曲は「どうして雨だと言ったんだろう?」「月と星が踊るMidnight」「青春の馬」「ロッククライミング」「君しか勝たん」と続き、会場のボルテージはどんどん高まっていった。
さらにライブがクライマックスを迎えるなか、ステージが深夜の学校を思わせるシチュエーションへと変わり、ここで「夕陽Dance」MV衣装を着て懐中電灯を手にした渡辺莉奈が登場。校内を探索中に危機的状況に陥りながらも、最後には心強い仲間たちが一堂に会し、9月18日発売の12thシングル「絶対的第六感」に収録されている四期生の新楽曲「夕陽Dance」を披露していた。
この曲を終えると石塚瑶季から一人ずつ感謝の気持ちやおひさまへの愛を伝えていき、最後に渡辺が「これからも日向坂と一緒にたくさん思い出を作っていきましょう!」とメッセージを送り、ライブ本編は終了。アンコールではTシャツに着替えたメンバーが「アザトカワイイ」「NO WAR in the future 2020」を連発し、最後は四期生のデビュー曲でもある「ブルーベリー&ラズベリー」でフィナーレに……。
と、本来ならここでライブは終了するはずだったが、客席からの「日向坂四期生」コールが鳴り止まず、その声に応えるようにメンバーが再登場。ダブルアンコールとして「誰よりも高く跳べ!2020」を披露し、最後に平岡海月が「日向坂46も四期生もまだまだこんなもんじゃありません。これからももっともっと、素晴らしいグループになっていけるよう精一杯頑張っていきます!」と宣言して、武道館3DAYS公演を完全燃焼のうちに締めくくった。