宇多田ヒカルの6年ぶりのツアー「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」が大盛況のなか閉幕した。
同ツアーは2018年以来、約6年ぶりの開催で、国内ツアーとしては自身4回目となる。7月13日の福岡公演を皮切りに、約2か月にわたって開催され、9月1日の神奈川県・Kアリーナ公演で幕を閉じた。
日本国内7か所に加え、初のアジア単独公演となった台北公演(2万人動員)・香港公演(2万4千人動員)を含む計9か所18公演を敢行。国内外ツアー総動員数は25万8千人を記録し、過去最大級のツアーとなった。
9月1日の神奈川県・Kアリーナ公演には約18,000人のファンが訪れ、開場前から物販やフォトスポットに長蛇の列ができるなどの人気ぶりだった。
ステージ上は、惑星を彷彿とさせるセットや宇宙船のコックピットのような効果音が開演前から流れ、観客をその世界観に引き込んだ。開演時間になると、スポットライトに照らされた宇多田ヒカルが登場し、1曲目「time will tell」からスタート。続いて「Letters」「Wait & See ~リスク~」「In My Room」と披露し、MCでは「みんな、やっとあえたね!今日はゆっくりしていって」とファンに呼びかけた。
「光 (Re-Recording)」では赤い照明と共に力強い姿を見せ、「For You」と「DISTANCE (m-flo remix)」をメドレーで披露。「traveling (Re-Recording)」では観客のボルテージが一気に上がり、サビではコール&レスポンスも行われた。
「First Love」ではBステージに移動し、ファンに囲まれながらのパフォーマンスが印象的だった。「Beautiful World」「COLORS」「ぼくはくま」「Keep Tryin'」「Kiss & Cry」と続き、「誰かの願いが叶うころ」で前半パートが終了した。
後半は「BADモード」からスタート。レインボーカラーのドレスに身を包んだ宇多田ヒカルが登場し、「あなた」を力強くパフォーマンス。MCでは「今回は私の25年間を祝ってもらうんじゃなくて、みんなと一緒に歩んできた25年間を振り返ったりお祝いしたり、お疲れ様って言えるといいなと思って。みんなが来てくれないと、できなかったし集まれてこうやって同じ気持ちになれて嬉しいです。ありがとう」とファンに向けたメッセージを送った。
「何色でもない花」「One Last Kiss」「君に夢中」を披露し、本編が終了。アンコールでは最新曲「Electricity」を披露し、スペシャルゲストとしてアオイヤマダ氏と高村月氏のユニット「アオイツキ」がダンサーとして出演。また、MELRAW氏も登場し、特別なステージを披露した。
MCでは「次で最後じゃないんだな今日は、今日はもうちょっと付き合ってもらえるかな?」という一言に続いて「Stay Gold」をサプライズで披露。そしてラストの曲「Automatic」を披露し、会場の熱気は最高潮に達した。
また、映像商品「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」が12月11日に発売されることが決定した。デビュー25周年を記念したベストアルバム「SCIENCE FICTION」に連動した全国ツアーの最終公演地であるKアリーナ横浜公演を完全収録。全公演に帯同して収められた貴重なドキュメンタリー映像も収録される。
完全生産限定盤には「Automatic」から「何色でもない花」までのすべてのMV40曲を収録したBDがバンドルされ、スペシャルブックレットと全公演地のメモリアルチケットも封入予定。付属のCDにはライブ音源が完全収録される予定で、各CDショップ・ECサイトでは9月2日18時より予約受付開始予定となっている。
【HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024 Set List】
1.time will tell
2.Letters
3.Wait & See ~リスク~
4.In My Room
5.光 (Re-Recording)
6.For You ~ DISTANCE (m-flo remix) *メドレー
7.traveling (Re-Recording)
8.First Love
9.Beautiful World
10.COLORS
11.ぼくはくま
12.Keep Tryin'
13.Kiss & Cry
14.誰かの願いが叶うころ
15.BADモード
16.あなた
17. 花束を君に
18.何色でもない花
19 One Last Kiss
20.君に夢中
21.Electricity *アンコール
22.Stay Gold *アンコール 最終公演のみ
23.Automatic *アンコール