Goyan-logさんはUSCPAなどの資格を取得し、その後も自己研鑽のため英語や会計の勉強を継続する在宅ワークの経理パーソンだ。彼のデスク環境は「最高の環境が最高の結果を作る」という信念のもと、長時間のデスクワークと資格試験勉強を両立させるために徹底的に最適化されている。
毎日使うものこそ投資すべし
特徴的なもののひとつが、120cm×70cmの広々としたデスクだろう。これだけの広さがあれば、ディスプレイとキーボードを置いてもスペースに余裕がある。既製品の天板は好みの色合いがなかったため、ホームセンターで購入した杉板をわざわざワトコオイルでDIYした。「DIYは手間も時間もかかるが、愛着が湧いて長く使いたくなる仕上がりになった」と話す。
デスクは電動昇降・FlexiSpot EF1だ。「集中力を損なうのは体の痛みから」と考えるGoyan-logさんは、仕事や勉強中に適度に姿勢を変えられることが大事だと言う。英会話や仕事の打ち合わせは立って話すことで頭が働きやすくなるそうだ。低い方への昇降範囲が狭い点は不満だが、体の痛みがなくなる上に、頭もクリアになる電動昇降デスクは一石二鳥という。
デスクチェアには、ハーマンミラー社のセイルチェアを使用している。セイルチェアとは、座面と背もたれが連動して前方に傾くことで、正しい姿勢をサポートする機能を搭載した椅子のこと。値は張るが、長時間の学習でも姿勢を保ちやすく、集中力の維持につながる上に、12年の品質保証がつく。「毎日使うものにこそ投資するべき」とGoyan-logさん。
作業の効率アップには、デスクの広さに加えてディスプレイの広さも欠かせない。HUAWEI MAteView GT 34インチの湾曲ワイドモニターも、Goyan-logさんの最高の結果を出す環境づくりを構成するもののひとつ。
湾曲モニターは見にくくないのか。そう思っている人は多いかもしれない。Goyan-logさんは仕事上、複数のPDF資料や会計システム、Excelを同時に開いて作業する。さらに1500rという人が見やすい自然な角度の湾曲モニターは「モニター間の視線移動や文字の大きさの違いで首や肩が疲れる問題も解消されています」と語る。
一度に多くの情報を表示できる湾曲ワイドモニターは、メリットばかりなのだ。ちなみにこのディスプレイはモニターアームに接続することで、デスクの上に空間を作ることに一役買っている。
デスク下の活用でスペース確保とラクラク収納
Goyan-logさんのデスク環境は収納スペースも特徴的だ。クラムシェルモードで運用するMacBook AirとMicrosoft Surface Pro 7は、デスクの上にない。PCでデスクを占有する代わりに、彼はユニークな解決策を見出した。
ハンギングラックをデスクの下に取り付け、そこを2台のPC置き場にしているのだ。この方法により、デスクの作業スペースを最大限に確保しつつ、PCを安全に収納する。
さらに、この収納スペースのサイドポケットには、デスクでよく使うケーブルやSSDなども入れ、使うときにさっと取り出せるようにした。PCだけでなく関連アクセサリーも一緒に整理することで、デスク上のスペース確保、機器の整理整頓、迅速なアクセス、そしてデスクの見た目の改善といった複数のメリットを同時に実現している。
自身のワークスペースについて「セルフ背水の陣」と表現するGoyan-logさん。
「これだけ投資した以上、それだけの成果を残そうという気持ちが自分の継続力にもつながる」という言葉からは、環境整備が単なる快適さだけでなく、精神面での自己鼓舞にもつながることがうかがえる。最高の環境を追求することは、すなわち最高の自分を追求することにつながるのだ。
