アントニオ小猪木、アントキの猪木、そして女子プロレスラーのSareeeが登場する「アントニオ猪木スペシャルトークショー」が、10月1日に大井競馬場で開催。MCは落語家の林家希林が務め、アントニオ猪木氏にまつわるトークやレース予想が繰り広げられた。
東京シティ競馬(TCK)第10回開催では、10月1日から3日間連続でダートグレード競走が行われる。このイベントを盛り上げるため、「いくぞ!1、2、3 ダート!」のキャッチコピーのもとに、アントニオ猪木氏がキャンペーンキャラクターに起用された。

イベント開始とともに、アントニオ小猪木が「元気ですかー!!!今日はアントニオ猪木氏の命日であり、ダートグレードのキャンペーンに猪木さんが起用され、猪木さんを語れるのは私だけということで、アントニオ小猪木が呼ばれました!」とものまねを披露。続いて、アントキの猪木が「コノヤロー!バカヤロー!なにが猪木は小猪木しかいないだ!勝負してやるか!今日こそ決着をつけてやる!」と登場した。そこで2人によるものまね対決が始まったかと思いきや、勝敗はじゃんけんで決着し、引き分けに。さらに観客とともに「1、2、3 ダート!」と声を合わせ、会場が一体となって盛り上がった。


トークショー中盤では、アントニオ猪木氏にまつわるトリビアやエピソードが披露されることに。生前にアントニオ猪木氏と交流があったという“プロレス界の太陽神”ことSareeeは、「過去に取材での対談経験があり、その時にあなた赤が似合うね!と言っていただき、すごく嬉しかった。応援しているから思う存分頑張れ!と言っていただいたのが今でもずっと胸にあって、私にとって猪木さんはスーパーヒーロー的存在」と語った。


アントニオ小猪木は、「自分は体が小さいので、体の大きい猪木さんに会ったときは、ファンの方に囲まれていて、視界に入れないので、挨拶に行ってもなかなか気づいてくれなかった。挨拶をするのも一苦労だった」と回想。そしてアントキの猪木は、「(猪木氏の)ファンクラブに入っていて、中国酒の白酒が好きということで、お土産を渡すと、その場で猪木さんが思いっきり瓶をあけて、二人で1本ずつ飲んだ。飲んでいる最中、猪木さんに沢山褒められていたと周囲の人から聞いたが、まったく忘れてしまった。ただ、お互い潰れず、しっかりと1本飲みきったので、それが自信になりました。我々はお酒でプロレスしたんですね」と語った。
トークショー後半では、10月1日の大井競馬メインレース「レディスプレリュード」について4人が予想を披露。最後に全員で“行くぞ~!1、2、3 ダート!”という掛け声を行い、大盛況のなか幕を閉じた。