生まれたばかりの子供を見つめる美羽。その病室に夫の宏樹(田中圭)がやってくる。「抱っこしてみる?」と美羽(松本若菜)に言われ頷く宏樹だったが、いざ抱いた宏樹は赤ん坊を見て号泣するのだった。
25日放送の第2回はモラハラ夫・宏樹の事情が浮き彫りに。実は、宏樹は会社でパワハラを受けており、ひどいストレスを抱えていた。出勤時も信号待ちで足が動かなくなり、スマホでメンタルクリニックを検索する姿も。耐えられなくなり不安になった時は、いつもハンカチを握り占めるクセがあった。実は、そのハンカチは結婚前に美羽がくれたもの、今でも大切に持っているのだった。
あるとき宏樹は、「逃げちゃえば?」と声を掛けてきた喫茶店のマスター・浅岡忠行(北村一輝)と知り合い、心の中、家の事情を打ち明けていく。「会社で上司とか部下にやられたことを、そのままストレスぶつけて…ダメだってわかってますけど…最低なんです。だから子供が生まれたら、子供にもひどいことするかもしれません…」。宏樹の打ち明けを聞いたマスターは次のように助言する「お前さ、かみさんのことめっちゃ好きだろう?顔に書いてある。本気で好きなら、ちゃんと考えてやんないと。離れるか、腹くくってしっかり父親やるか」。
帰宅した宏樹は美羽に話す。「俺、来月から新しいプロジェクトに参加するから…。今よりも忙しくなる。美羽のことも子供のことも何もできない。何もできないというより、するつもりはない。俺に何も求めないでほしい。寝室を分けて家政婦をやとってもいい。美羽が好きなようにしていい。育児にも口出すつもりない。でも金は出すから。金で苦労はかけない。それでいい?」。美羽は「うん…」と頷く。「父親の役目はできない、ごめん」と言う宏樹に「この子は私が育てる」とお腹をおさえる美羽。
そして場面は出産シーンに。そして冒頭の宏樹の号泣シーンへ。宏樹の涙は、父親としての不甲斐なさへの涙なのか?その涙の意味は何なのかを問うネットの声も見られた。しかし、宏樹が抱いている赤ん坊は宏樹の子ではなく冬月(深澤辰哉)の子なのだ。その子を「抱いみる?」と宏樹に問いかけた美羽の感情は?ネットでは「ひろきがかわいそうになってきた」「宏樹の涙を見ると心が痛みます」「宏樹さん」「感情ぐっちゃぐちゃ」「わっ!宏樹が、苦しそう、美羽も悩んでる。結構、重いね」。など反響の声があがっている。
さっそく公開された第3回の予告では、帰国する冬月の姿と美羽に会いに行こうと話す声が。そして「再会は、終わりの始まり」との文字が表示されていた。何が終わりなのか?何が始まりなのか?
第3回の放送は31日。父親になる自信がなかった宏樹自身はその溢れ出た感情に困惑し、行き場を無くした気持ちを喫茶店のマスター・浅岡忠行に相談。美羽は、親友・小森真琴(恒松祐里)のアドバイスと、自身の名前を父親につけてもらった思い出から、宏樹に子供の名前を付けてほしいとお願いする。そして冬月稜ではなく、宏樹の子供としてこれから育てる決意をする。宏樹は、子供の名前を託されたことに対して、自分自身とさらに葛藤するのだった…。