日向坂46のシングル表題曲の選抜メンバー以外で構成されたグループ「ひなた坂46」のライブが、10月23日と24日の2日間にわたり、横浜アリーナで開催された。
12thシングル『絶対的第六感』のリリースを記念して行われた同ライブは、前回のパシフィコ横浜から会場の規模を一気にアリーナクラスにサイズアップして開催。なお、最年少メンバーの渡辺莉奈は学業のために欠席し、11人でのパフォーマンスとなった。
ライブ冒頭では座長を務める宮地すみれが白いスカーフを掲げて登場し、優雅な舞いでオープニングアクトを務めた。続いて、ひなた坂46の新曲「雪は降る 心の世界に」がステージ初披露され、宮地が「今日もみなさんと一緒に、思いっきり熱くなれたらなーと思います」と挨拶した。
そして日向坂46の前身グループ・けやき坂46時代の代表曲「期待していない自分」のイントロが流れ、モニターに濱岸ひよりの顔が映し出されると、観客から歓声が。また竹内希来里のセンターで披露された「ホントの時間」では、メンバーたちが円となってかわいい振り付けを見せ付けた。
そこからはメンバーがメインステージと後方ステージに分かれてユニット曲をパフォーマンス。メインステージでは宮地がセンターに立って「窓を開けなくても」、後方ステージでは森本茉莉センターで「その他大勢タイプ」が披露された。いずれも1年以上披露されていないレア曲で、ひなた坂46ならではのセットリストだ。
MCでは「窓を開けなくても」に参加した竹内希来里が、飛行機を真似た特徴的な振り付けについて、「リハーサル中にみんなで踊ってて、幸せだねーって」と話していたことなどを明かした。
また「My fans」では、山口陽世を中心にしたチームと清水理央を中心にしたチームが間奏でダンスバトルを繰り広げた。「My fans」でこのバトル演出が見られるのは久しぶりのことで、ライブならではのステージングに観客は大きな盛り上がりを見せた。
そのほかにもさまざまな楽曲がパフォーマンスされ、ラストは「君を覚えてない」。アンコールでは「アザトカワイイ」や「知らないうちに愛されていた」が歌唱された。
なお、座長・宮地のスピーチでは、「ひらがなひなたという場所は、私たちにとって、初心を思い出させてくれる大切な場所です。ひらがなひなたで活動をするということ、それは、前へ進むための大きな一歩でもあり、かけがえのないチャンスだと私は思います。だけれども、決して、前向きな、明るい気持ちだけでは乗り越えられないときもあります。先が見えない不安から、立ち止まってしまうこともあります。いろいろな葛藤から、自分を見失ってしまうときもあります。それでも、こうして、応援してくださるファンのみなさん、スタッフのみなさん、優しく支えてくれるメンバーがそばにいてくれたから、ここまで頑張ってくることができました。だからこそ、私は、これからも努力をし続けます。どんなときも、夢や目標を持って、がむしゃらに努力し続けたいと思います。これからも、私たちの輝きや個性、そして努力を、どこへ行っても、しっかりと観ていてください」というメッセージが語られていた。
