俳優の火野正平さんが、11月14日に亡くなったことが分かった。享年75歳。
所属事務所の発表によると、火野さんは4月より持病である腰痛の治療に励んでいたものの、夏の腰部骨折を機に体調を崩していたという。「最期まで仕事復帰を願っておりましたが叶いませんでした」「自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした」と伝えている。なお、葬儀は家族葬で済ませたとのこと。
火野さんは、昭和24年5月30日生まれ。代表作にはNHK大河ドラマ『国盗り物語』の豊臣秀吉役などがあり、今年公開の映画『ラストマイル』にも出演していた。
またNHKの紀行番組『にっぽん縦断 こころ旅』では、14年間にわたってレギュラー出演。相棒の自転車・チャリオに乗って、視聴者から寄せられた“こころの風景”を訪れていた。
火野さんの訃報を受けて、同番組も公式サイトを通して「火野正平さんには、1200日を超える旅を続けてくださったことに、深く感謝申し上げるとともに、心より哀悼の意をささげます」と追悼コメントを発表している。