中京テレビ開局55周年記念ドラマ『令和の三英傑!』の放送直前イベントが、12月3日に東放学園映画専門学校で開催された。主演の山本舞香、岡山天音、そして原案・演出を手掛けた堤幸彦が登壇し、和やかな雰囲気の中でトークを繰り広げた。
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同作は、愛知県名古屋市を舞台にしたハイパーコメディドラマ。作品のアイディアがどのように生まれたか聞かれた堤監督は、「愛知県には境川が真ん中に流れていて、それを境に違いがあると言われています」「大昔、戦国時代は地域ごとに境界線が分かれていたのだろうし、そのようなものがいまだに色濃く残っていたら…というのが原点です。今もなお三英傑パレードというイベントが行われていて、『三英傑』というのはいまだに愛知県民の中には残っている文化で印象的でした。それを現代劇として悲喜こもごもというか、面白い話ができないか?と思いました」と語った。
主人公・織田よし乃を演じた山本は、オファーが来た際の気持ちについて「堤さんの作品と聞いて、二回聞き直して絶対にやらせて頂きたいです!と即答でした。そしたら相手役が天音くんだったので…10年前ご一緒した時にすごい壁を作る印象が強かったので大丈夫かな…また距離つくられたら気まずいな…笑」と語り、岡山は「うそでしょ…笑」とリアクションしていた。
また山本は、共演する平野綾のことを「平野さんほんとにかわいい。顔小さい!いい匂いする!推しでした!」と興奮気味に話し、岡山は「僕にしか聞こえない小さい声でずっと言ってました」というエピソードを明かした。一方でよし乃の父親役を演じた佐藤二朗との共演については、「愛知出身の方なのでどんどんセリフに方言を入れていくんですよ。だからついていけなくて!」と振り返っていた。
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名古屋・東海地方の観光スポットが多く登場する本作。ジェットコースターに乗るシーンの撮影があったそうで、山本と岡山からは「長島スパーランド行くなんて聞いてなかった」という声も。岡山はジェットコースターが苦手らしく、「あと3日後だ…2日後だ…とカウントダウンしていた。ふと思い出して笑顔が消えていました」と撮影時のことを振り返る。さらには「びっくりするリアクションだったので、ほんとに怖いのも相まって気絶の入り口まで行きました」と話し、山本からも「笑っちゃいけないんですけど、映像確認したら意識飛んでてめっちゃ笑いました」という撮影秘話が飛び出した。
名古屋の魅力をふんだんに盛り込んだ『令和の三英傑!』は、12月11日と18日に中京テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送される。