映画『はたらく細胞』のメガヒットを記念した舞台挨拶が、12月23日に新宿ピカデリーで開催。赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健、人間の親子(娘・日胡)役の芦田愛菜、人間の親子(父・茂)役の阿部サダヲ、武内英樹監督が登壇し、撮影時の裏話などを語った。
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同映画は12月13日より公開を迎え、2週連続で週末動員数1位を記録。永野は「私の周りもみんな観てくれていますね。全国の劇場さんが映画の装飾で盛り上げてくれていたので、映画を観た後その装飾の前で、敬礼ポーズをした写真を送ってくれたりします!」とコメント。佐藤も、「僕も続々と『映画観たよ』『2時間あっという間だった』と報告の連絡をもらっています。母からも2回目を観たと連絡がきて、2回目のほうが純粋に感情移入できてもっと面白かったと言っていました」と、周囲からうれしい鑑賞報告をもらっていることを明かした。
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また出演者たちは、実際に本作を観た時の感動について言及。永野は「大号泣!台本を読んでいたはずなのに、完成した映画を観たとき嘘みたいに泣きました。終わった後目が腫れ上がっていて、誰かに見られていないか気になるぐらい、恥ずかしかったですもん」と感涙したことを明かし、佐藤も「阿部さんが、愛菜ちゃん演じる日胡が病気だと知って、一人で『なんで俺じゃないんだ』と嘆くシーンで、イスから崩れ落ちて泣きました」と大号泣したことを告白する。
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芦田も阿部のシーンで涙したといい、「私は阿部さんが一人で、日胡が作ったお弁当を食べながら泣いているシーンにグッときました。撮影では見られなかったのでスクリーンで観たんですが、阿部さんの背中から辛さが伝わってきて、こんな風に茂さんは思ってくれていたんだなって、日胡ちゃんとして辛かったです」と、確かな演技力に言及。これには阿部も「愛菜ちゃんとのシーンはリハーサルからこっちも泣けたし、家族もあのシーンは泣いたって言っていました」と芦田を絶賛しながら、「でも、途中僕がクラゲに刺されるアクションをするシーンがあって、家族はそこで少し冷めたらしいです。やめろ、調子に乗るなと(笑)」と軽妙なトークで会場を笑わせた。
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また、感動シーンで泣きの演技を見せた芦田に対して、阿部は思わず「リハーサルからがーって泣いて、昔からあなたはすごいけど…どうやってるの?」と質問。続けて佐藤も「愛菜ちゃんは小さい頃から泣くべきところで泣けてたと思うけど、小さいときと大人になってからでは、泣き方は変わるものなの?」と問いかけると、芦田は謙遜しつつ「小さいときは悲しいことを想像したりしていたけど、最近は役の気持ちになるようになりました」と、涙の演技について説明していた。
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そのほか、キャスト陣が「クリスマスの予定は?」と問われる場面もあり、永野は「予定、ありますよ。健さんと近々4Dを観に行きます!人生初4Dです!」と宣言し、会場から黄色い歓声が上がることに。この発言を受けて、佐藤は「初めて4Dを観た時、面白すぎて思わずひざまずきました。イスが揺れたり水が出たりにおいもしたり、そのシーンに合った演出があってめちゃくちゃ面白いんですよ。永野さんが行ったことがないなら、ぜひお連れしないといけないなと思いました」と紳士的にコメントしていた。