『ペリリュー』アニメ映画化が決定! 太平洋戦争末期、狂気の戦場を生きた若者たちの記録 | RBB TODAY

『ペリリュー』アニメ映画化が決定! 太平洋戦争末期、狂気の戦場を生きた若者たちの記録

エンタメ 映画・ドラマ
注目記事
2025年12月5日(金)公開『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(仮) 配給:東映
2025年12月5日(金)公開『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(仮) 配給:東映 全 2 枚
拡大写真

 太平洋戦争の激戦地であるペリリュー島を舞台に、若者たちの壮絶な戦いを描いたマンガ『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』がアニメーション映画になることが決定。12月5日に全国公開される予定で、超特報映像も公開された。

 原作は2016年から2021年まで『ヤングアニマル』誌(白泉社)で連載され、2017年に日本漫画家協会賞優優秀賞を受賞した武田一義の作品。1万人の日本兵が送り込まれ、生き残ったのはたった34人といわれる太平洋戦争の激戦の地・ペリリュー島が舞台となっている。親しみやすい三頭身のキャラクターでありながら、激しい戦闘や凄惨な場面を描き、若者たちが何を想い生きたかを表現したことで話題を呼んだ。

 監督はTVアニメ『妖怪ウォッチ』などの演出や『魔都精兵のスレイブ』の監督を手掛けた久慈悟郎。制作は国民的アニメ『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』でおなじみのシンエイ動画と、TVアニメ『ドッグシグナル』などの話題作に携わる冨岳がタッグを組む。

 原作者であり共同脚本を手掛けた武田は、映画化に向けて以下のようにコメントしている。

■武田一義コメント
映画の制作には、私自身も監修とベテランアニメーション演出家の西村ジュンジ氏との共同脚本という形で関わらせて頂いています。脚本の完成までに、本当に長い長い時間をかけました。『ペリリュー』原作漫画は外伝を除く本編だけでも11巻、これをどのように映画に落とし込むか。原作のすべてを入れようとして味気ないダイジェストのようになってしまうのは、原作者としても望まないことです。原作の前半だけを丁寧に作りあげる案もありましたが、やはり物語的に少し物足りない。そして何より原作だけでなく、この作品にはベースとなる史実――80年前の戦争があります。そこで生きた人々がいます。様々なことに思いを巡らせた映画版『ペリリュー』の脚本は、原作ファンの皆様にも自信を持ってお届けできるものになりました。今はスクリーンいっぱいに生き生きと動く田丸や吉敷ら、愛すべき登場人物たちに早く会いたい気持ちでいっぱいです。今年の年末12月5日公開のアニメ映画『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』皆様、更なる続報をご期待下さい。

《ハララ書房》

特集

【注目記事】

Amazon売れ筋ランキング

【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース