テレビ朝日が22日、深刻な女性トラブルが報じられているタレント・中居正広の冠番組『中居正広の土曜日な会』を放送終了することを発表した。これを受けて、同番組のコメンテーター・古市憲寿が自身のX(旧Twitter)を更新し、胸中を綴った。
古市はまず「『中居正広の土曜日な会』の終了が発表されました」と書き出し、「まさかこのような形で番組が終わるとは思っていなかったので、とても残念です」とコメント。「2019年から始まった番組ですが、その間にはコロナ時代があったり、出演者みんなで絵本を作ったり、色々な思い出があります。特に恐怖を煽るような報道ばかりだった新型コロナに関して、バランスの取れた番組の一つだったと思います。出演者もスタッフもいい人ばかりで、本当に毎週何のストレスもなく、仕事ができていました」と番組を振り返り、MCを務めた中居についても「勘が鋭い聡明な人、というのが第一印象」と語った。
今回の報道については「何が起こったのか本当にわかりません」「実は僕なりにずっと調べてはいるのですが、いわゆる『真実相当性』を満たせそうな、全く違う二つの記事が書けそうなくらい、近い人の証言にも食い違いがあります」とした古市。さらに「少なくとも僕が毎週、番組で会っていた中居さんは、ファンの人が知っている『中居くん』と、ほとんど違いがないと思う。でも人にはいくつもの顔があってもおかしくないから、それ以上のことは本当にわからない。だから僕は、安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません」と言葉を続け、「言っていいのかわからないけれど、中居さん名義で、僕を含めた共演者には『お詫び』の連絡がきていました。たぶん本人が書いただろう、とても真摯な文面でしたが、そこにも一体、何があったのかは書かれていませんでした」と明かしている。
さらに古市はいちSMAPファンとしての思いも語っており、「解散後も、きっといつかはまた集まってくれるんだろうと期待をしていました。番組で作った『♪ピンポンパンポンプー』の仮タイトルは『BEST FRIEND』。あえて言わなかったけど、SMAPのメンバーのことを思って書いた物語です」「それがさ、こんな終わり方というのは、あまりにも悲しすぎる。せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい」と胸中を吐露。「もしも国民的スターが、何かトラブルを起こして、テレビを去ることになるなら、きちんと『国民』の前で、自分の言葉で、何があったのかを語って欲しい。このままフェードアウトしようなんてずるいよ。そんな風に、いちSMAPファンとして思っています」と綴った。
そして最後に『中居正広の土曜日な会』の視聴者に感謝を伝え、番組が終わってしまうことへの悲しみを滲ませつつ文章を締めくくっている。