松井玲奈の最新小説『カット・イン/カット・アウト』が、集英社から3月26日に発売される。その刊行を記念して、各地書店でのお渡し会が決定した。
松井は、2019年に『カモフラージュ』(集英社)で作家デビュー。その他の小説に『累々』(集英社)、エッセイに『ひみつのたべもの』(マガジンハウス)、『私だけの水槽』(朝日新聞出版)などがあり、『累々』は発売前重版で話題となった。
3作目の小説となる『カット・イン/カット・アウト』は、演劇の世界が物語の舞台。「演じる」とは何かを問う、唯一無二の作品となっている。なお購入者の中から抽選でお渡し会に招待。詳細は各書店WEBサイトで確認することができる。
■星野書店 近鉄パッセ店【3月29日(土)11時開始】
■紀伊國屋書店 グランフロント大阪店【3月29日(土)18時開始】
■紀伊國屋書店 新宿本店【3月30日(日)14時開始】
■『カット・イン/カット・アウト』あらすじ
あの日、フィクションのような人生が始まった。
著名な劇作家・野上が主宰する劇団の新作公演初日まで、残り3週間。
晴れてヒロインに選ばれた元国民的子役のアイドル・中野ももは、
野上の厳しい指導に応えることができず、徐々に追い詰められていた。
どうにか端役を手にしたとある中年の女優は、中野ももが憔悴していく様子を気に掛ける。
そして、やってきた公演初日。
幕が上がった瞬間、二人の人生は大きく変わる!
俳優としても活躍する著者が3作目の舞台に選んだのは、「演劇」の世界。
ふたりの女性が織り成す関係は、ゆっくりと、繊細に、絡み合う。
現実にうちひしがれる絶望、強運を手にして舞い上がる歓び、突然やってくる予想外の衝撃。
幾つもの感情を抱えた先の終着点で、それぞれが決断した選択とは――。
「演じる」とは何かを問う、唯一無二の物語。