YouTubeチャンネル「デイブデンキ」のデイブ田中さんは、外資系メーカーでデジタルマーケティングを担当しながら、「家電製品総合アドバイザー」と「スマートマスター」の資格を持ち、ITガジェットや家電類のレビューを配信している。
こうした知見を活かしつつアップデートが重ねられた、テレワーク4年目のデスク環境を見ていこう。
AKRacing ゲーミングチェアは座面パーツを換装
デイブさんが使うデスクは、IKEAのゲーミングデスク「UTESPELARE(ウーテスペラーレ/スウェーデン語で「エキスパート」の意)」。天板が広くて安定感があり、ケーブルオーガナイザーを備えるためガジェット類を無理なく配置できる。組み立て時には高さを6段階で調整可能。機能性とコスパ感で、ゲーマーのみならずホームオフィス用途にも人気のモデルだ。
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椅子は、こちらもゲーマー向けで高評価の「AKRacing Pro-X」を4年ほど使用中。ゆったりした安定感ある座り心地で、長時間座った際の疲れにくさを実感しているそうだ。上下・前後・左右・回転と4方向に動く肘掛けは、デスクの高さに合わせ、キーボードを打つ際の腕を支えている。座面の劣化が目立ち始めたタイミングで交換用パーツを購入し換装したため、まだ当面は活躍しそうだ。
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5Kモニターを2面分割、マウス+キーボードでシームレスに切り替え
次にPC環境を見ていこう。デイブさんは主にMacBook ProとBTOのタワー型Windows PCを使用し、会社支給のノートPCも使用する3台体制だ。これらを5K2K(5120×2160ピクセル)のウルトラワイドモニター「DELL U4021QW」に接続して使用している。複数のPCを接続し、分割表示できるモニターだ。
デイブさんは通常、MacBook Proとタワー型PCを2画面分割で表示させ、並行して使用している。DQHD(5120×1440)よりさらに高さがあるため、分割表示でも余裕のある作業領域を確保できる。
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2分割で並んだ画面は視覚的にはつながって見えるが、接続先は別々のマシンだ。どちらを操作するかによって、マウスとキーボードも接続先を切り替えなくてはならない。そこでデイブさんが活用しているのが、ロジークルのマウス「MX Master 3s」とキーボード「MX Mechanical Mini」の組み合わせによる“Flow”機能だ。画面分割の境界を「Ctrl+マウスポインタ移動」で行き来するだけで、マウスとキーボードの接続先マシンを切り替えることができる。
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モニターに表示された画面はそのままに、操作するマシンを直感的に行き来できるため、デイブさんは「この快適さから離れられない」という。
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MX Master 3sマウスは、前モデルよりクリックが静音化され、トラッキングの精度も向上。また、専用アプリ「Logi Options+」から、複数のショートカットや作業を1つのボタンに設定する「Smart Actions」機能を使用できる。動画では、「ブラウザ上で選択したテキストを指定のプロンプトを使ってChatGPTで英訳し、さらに改善する」という複数ステップに及ぶ作業を1クリックで実行する例が紹介された。
こうした作業効率化を得意とするデバイス「Elgato StreamDeck」も活用している。ボタン1つでさまざまなコマンドを実行できるプログラマブルなランチャーで、PC使用中に頻繁に行う作業を省力化できる。
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また、クリエイティブな作業には左手デバイス「TourBox Elite」も使用。立ち上げているアプリケーションを自動認識して、それぞれ異なるモードで操作を可能にする。拡大縮小、再生/停止、Undoなど、膨大なキーボードショートカットやコマンドを片手で操作できるため、右手をマウスから離す必要がほとんどなくなる。デイブさんは特に、動画編集の際に使い込んでいるそうだ。
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多数のマシンやデバイスを使いこなすデイブさんの作業環境を統合するのが、CalDigitの多機能ドッキングステーション「Thunderbolt Station 4 (TS4)」だ。Thunderbolt 4ポートが3つ(うち1つは98Wの電源供給が可能)、USBはAとC合計で8つ、UHS-Ⅱ対応SD/microSDカードリーダーなど、合計18のポートを搭載し、ほとんどの外部入出力がこれで完結する。
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長時間過ごす場所だから、上質なアイテムと健康的な環境で快適に
最後に、デスク周りの注目アイテムと仕事環境を快適にする工夫を見ていこう。
キーボードの手前に置かれているのは、吉村特殊パーツ製作所の「ディアマンテガラス パームレスト」だ。ガラスの中でも特に高い透明度を誇るサンゴバン(Saint-Gobain)社のディアマンテガラスを使用しており、ずっしりした重さとは対照的な究極の透明度が不思議な浮遊感を生む。ガラスは意外に熱伝導率が低いため(アルミが210、鋼材が55に対してガラスは1)、体温に馴染みやすい。ウレタンやシリコン製とは違って耐久性が非常に高く、汚れも簡単に落とせるので、長く愛用できる一品だ。
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よく使う文具・小物類は、デスク横の出窓に置いた山崎実業 TOWERシリーズの「キッチン自立式スチールパネル」を使い、すぐに取り出せるように収納。名前の通り本来はキッチン収納用アイテムだが、同シリーズのマグネット収納ツールとの組み合わせは非常に合理的な収納を可能にする。シンプルかつ堅牢な作りで評価の高いメーカーだ。
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デスク脇にはキングジムの「換気を促すCO2モニター」を設置。CO2濃度の変化を緑・黄・赤の3色のライトで視覚的に表示し、換気のタイミングを知らせてくれる。
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動画ではこの他、こだわりのオーディオデバイスや遊び心のある照明機器なども紹介されている。