10月31日から全国公開される映画『盤上の向日葵』の主題歌が、サザンオールスターズの「暮れゆく街のふたり」に決定した。
同作は『孤狼の血』で知られる柚月裕子の同名小説『盤上の向日葵』を原作として、熊澤尚人監督がメガホンを取った作品。坂口健太郎が演じる天才棋士・上条桂介と、渡辺謙が演じる賭け将棋の実力者・東明重慶との運命的な出会いを描いたヒューマンミステリーだ。

主題歌に決定した「暮れゆく街のふたり」は、3月19日にリリースされるサザンオールスターズのオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』に収録されている最新楽曲で、この楽曲をフィーチャーした特報映像も公開された。
■坂口健太郎コメント
将棋、家族との別れ、因縁、様々な物に翻弄され歩くしかなかった桂介の道を、切なく代弁してくれているような楽曲だと感じました。夏の暑い時期の撮影、夕暮れ時、向日葵畑の中で夕陽を見ている瞬間を思い出しました。
■矢島孝プロデューサーコメント
切なさや哀しさ、愚かさも含め、必死に生きていく人間たちへの応援歌がほしい、とサザンオールスターズに依頼しました。この映画の風や空、季節など空気感も含めて、サザンがふさわしいと思いました。人間の情念を支える桑田さんの力強い声は、人間の生き様を描く映画の最後を締めくくり、違った形で映画を支えている楽曲だと思います。