戦後最大の出版人を描くノンフィクション「角川春樹」完全版が登場!その破天荒な軌跡とは? | RBB TODAY

戦後最大の出版人を描くノンフィクション「角川春樹」完全版が登場!その破天荒な軌跡とは?

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戦後最大の出版人を描くノンフィクション「角川春樹」完全版が登場!その破天荒な軌跡とは?
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 河出書房新社から、戦後最大の出版人・角川春樹を描くノンフィクション『完全版 最後の角川春樹』(河出文庫 税込1,430円)が発売となった。

 破天荒な軌跡を描き切って話題となった『最後の角川春樹』(2021年毎日新聞社刊)を全面的に改稿、大幅加筆して文庫化したのが同作だ。

 角川氏は、既存の出版界や映画界から反感を買いながらも、書籍と映像の相乗効果を得るメディアミックス商法で業界を変革した風雲児。また、翻訳文庫を創設し、日本に文庫文化を創成した名編集者でもある。さらに、角川書店創業者である父・源義との壮絶な闘いの末に社を率い、クロスメディア雑誌を発刊し、角川春樹事務所に転じてからは時代小説文庫、警察小説文庫の分野を切り拓いた先進的な出版社社長でもある。


完全版 最後の角川春樹 (河出文庫 い 50-1)
¥1,430
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

 文庫版では、角川アニメを牽引した監督のりんたろう氏、音楽プロデューサーの石川光氏、宣伝プロデューサーの福永邦昭氏、映画プロデューサーの岡田裕氏、内閣総理大臣の石破茂氏、前経済産業大臣の齋藤健氏らに取材し、角川氏にもあらためて5時間にわたるインタビューを行った。

 初めて深められたテーマには、「最後」は「終わり」ではないとばかりに、角川氏が全身全霊を上げて取り組む「街の本屋を守る」運動や、姉・辺見じゅんの『収容所から来た遺書』の映画化、弟・角川歴彦の逮捕と「人質司法」告発運動など、かつてない「角川一族」のクローズアップが含まれる。

 著者の伊藤彰彦氏は、2025年の今、あらためて角川春樹像を彫り込み、その軌跡を丹念にたどり、ノンフィクションの秀作を新たな完全版として編み直した。

《RBBTODAY》

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