NHKは、日本と東大150年の歩みをたどるETV特集シリーズ『日本人と東大』(NHK Eテレ)を3月22日からスタートする。
同シリーズでは日本の課題を原点からたどり、解決のヒントはどこにあるのか、先を見通すためのヒントを探っていく。放送は、東大が150周年を迎える2027年まで、3年にわたって続く予定だ。
3月22日夜11時から放送される第1回『エリートの条件 “花の28年組”はなぜ敗北したのか』では、ナレーションをリリー・フランキーが担当する。市民社会の理想を共有し、金解禁と軍縮をやり遂げた東大卒「明治28年組」。しかしライオン宰相・浜口雄幸がたおれ、戦時体制に国民を動員したのは同じ東大卒の「革新官僚」たちだった。現代の東大生の本音を交錯させながら、国を背負うエリートの本質に迫る。



続いて3月29日夜11時から放送される第2回『「女子学生2割」の壁』では、平岩紙がナレーションを担当。東大卒女性を研究したアグネス・チャンが、東大女子学生の現状に迫る。なぜ、東大は“女子学生2割の壁”で停滞し続けるのか。今「社会より先に東大が変わるべき」と言う東大・林香里理事の覚悟や、地方女子の進学の壁に気付いた現役学生の取り組みなどを紹介していく。


また、同シリーズのために小沢健二が特別にテーマ音楽を書き下ろし。企画段階から制作チームと何度も対話を重ね、番組のテーマを音楽で表現している。