愛犬との暮らしに関する消費傾向が、「ライフスタイル重視層」と「コスパ重視層」に二極化していることが明らかになった。この調査結果は、Limited Members Associate株式会社がドッグウェルネス専門誌「chico」が実施したアンケートで判明した。
調査によると、犬との旅行で最も重視するポイントについて、愛犬にかける月々の費用が3万円以上の「ライフスタイル重視層」は、高級宿泊施設や無添加フードなど、品質にこだわる傾向が強い。一方、3万円未満の「コスパ重視層」は、実用性や費用対効果を重視する傾向にあるという。
また、愛犬の食事で特に気を付けていることにおいても、ライフスタイル重視層(30,000円以上)は無添加や国産素材など、品質に強いこだわりを見せ、プレミアムフードやオーガニック食品を好んでいる。これに対して、コスパ重視層(30,000円未満)は愛犬が好む味や食いつきの良さに価値を見出しており、実用性やコストパフォーマンスを選択基準としている。

「愛犬の健康管理で特に気になることは何ですか?」という質問に対しては、ライフスタイルを重視する層(30,000円以上)は、関節や肌のトラブルを防ぐための対策に積極的で、サプリメントやケア用品を活用している。
一方、費用対効果を重んじる層(30,000円未満)は、定期健康診断を重視し、老化に伴う症状が出たときに適切に対処することを優先している。

その他、愛犬のストレス対策、これから愛犬にしてあげたいと思っていること、こんな商品があったら便利だと思うもの、こんな場所があったら行きたいと思う施設に関する質問も同様に“3万円の壁”があることが判明した。